元   さ   ん   の   山   紀   行
鋲   岳 861.1m
<富山県黒部市>  平成31年04月 02日







下立から大理石のテーブルまで車を入れる。新雪(40cm)だから車を乗り入れる事が出来た。





無理矢理大理石のテーブルまで、車を入れる。 思わぬ積雪にびっくり! (嬉しいという人も・・)


当然、林道歩きを強いられる。


林道から外れて、苦難?のルートへ・・・


急斜面になり、積雪も増える。




北ちゃんが先陣を切り、ルートを考えてくれた。




マキちゃん奮闘!




マキちゃんの見せ場です。


稜線に出ました。 山頂の東屋が前方に見えて来る。


やっと、山頂という感じです。




「早く屋根の下に・・」 でした。


東屋は、吹き曝しで、長居出来るものではありませんでした。コーヒーを飲んで退散です。


フワフワの雪上を跳んで降りるような気分です。


急斜面を避けて安全なルートを北ちゃんが模索。


作業道に出ました。


林道に出てからも、一時的ですが吹雪かれました。




車デボ地点(大理石のテーブル)に着きました。







  元さんの戯言・呟きから

4/2 起きたら真っ白。雪国に戻った。下立からの林道が行けるかどうかも分からない。実際、計画段階でお天気が悪いから、せめて屋根のある所として選んだのであるが、下立(おりた)の読み方さえ知らなかった。下立駅から少し行った所から入るのであるが、土地の人に確かめなくてはならない程なので、降雪の後だけに不安がいっぱいであった。

 「行けなかったら、戻って、違った山にする。」 「入れたら行ける所まで行って判断する。」 は、全員の確認事項であった。幸いにも新しい轍があった。進んで行く内に、鉄塔工事のために車両が入っていた。その方々の先に進み、せめて くろべ牧場への分岐まで入ればという気持ちもあった。3台の車を連ねての進軍である。

 かなりの積雪であったが、新雪だから進めた感があった。黒部の扇状地が見渡せる大理石テーブルで、デボする事になったが、車から降りるにも躊躇せねばならない積雪である。まず「寒い。」 の言葉を発せねばならない程。そして、「スノーシューを持ってこれば良かった。」 になったが、本当にまさかであった。唯、「北ちゃん」だけが、スノーシューを持参していたので、彼に先頭を頼んだ。

 林道は長い。林道と言っても、やはり少しずつであるが、高度を上げていく。ショートカットして、コンクリートの建物(森林組合のものかな?) に出た。そこからは、林道から外れて、夏道とは全く反対の斜面に取り付く。(地形図には点線が描かれている。そのルートは降りに使ったが、それより南側を辿った。)

 急斜面になると、新雪の下に前の硬い雪があって不安定であった。我々は、そうなると元気になる「北ちゃん」の指示に従う事になる。ヤブである。(わざわざヤブである。) 繋がる物があるから安全である。反射板のような物が見えたら、山頂の東屋が近い。

 東屋があるから、鋲岳を選んだのであるが、風雪が強く、何の役にも立たず、コーヒーを飲んで、記念写真を撮って下山する事になる。先のルートで降りたが、「北ちゃん」は、慎重にコースを選んでくれた。林道に出て一安心であるが、新たに5cmくらい積もっていた。

 今度は、車の運転であったが、往路と違って くろべ牧場側に抜けた。その牧場に来ると、雪量がいっぺんに少なくなって胸を撫で下ろした。マキちゃんは、歩くより運転の方が疲れると言っていたが、確かにそうであったろう。それにしても、尖山に園家山、温泉泊に雪の林道運転・40cmの新雪。山中で新元号を聞く。など忘れられぬ山行の一つになる事でしょう。






■■■ コースタイム ■■■
  林道・大理石のテーブル9:25=鋲岳頂上(11:10~45)=大理石のテーブル

 ■■■ 同行者 ■■■
             北ちゃん・マキちゃん・「山ノ神」