元 さ ん の 山 紀 行
大 日 岳(2,501m)
<富山県立山町・上市町> 平成30年05月20日
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ガリ君と雲上の人となりました。 |
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称名駐車場をスタート。 |
大日岳登山口。 |
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ガリ君快調! |
猿ヶ馬場で一服。 |
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二輪草が咲き誇っていました。 |
梯子もあります。 |
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牛首の延長線上にも、こんな所が・・ |
大日平に出て、一気にガスが切れてきました。 |
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稜線に向かってまっしぐらです。 |
いつもの光景です。 |
今回は、ガリ君の一緒させてもらいました。
急峻な雪面を登ります。
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後ろを振り返れば・・・心が和みますが、なかなか足が前に進みません。 |
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大日小屋 |
剱岳の頭が現れた。 |
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稜線に出たら、剱岳が飛び出て来る感じだった。 |
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東芦見尾根と毛勝の山々を眺める。 |
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やっぱり、剱岳はいつ見ても、何処から見ても素晴らしい! |
山頂への残雪。そして、雪庇。
ガリ君の体力や若さにはかなわなかった。若いっていいな!
大日岳の山頂は素晴らしかった。ずっと居たかった。出来れば泊まりたかった。
あまりにも天候・雰囲気の良さに、山頂を離れ難かったです。
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「お~っと」 ガリ君。 |
大日小屋を後にして・・・ |
一気に降ります。
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気持ちは良いのですが疲れます。 |
大日平に戻ってコーヒータイムと洒落込みます。 |
元さんの戯言・呟きから
5/20 大日岳へは、30歳ほど若いガリ君が一緒してくれる事になった。8号線からは、北ア北部の山々が雲の上に頭だけを出していた。もしかしたら、「雲上の人」 になれるかもしれないと思いながら車を走らせた。登山口辺りから、ガスの中の歩きになる。「やっぱり、明日の方が良かったかね!」 と言いながら、先行くスキーヤーに必死に付いて行った。(結果的にこの3人だけが山頂へ)
雪上になってもガスの状態が続きていたが、大日平半ば辺りから、一気にガスが晴れ、紺碧と言えばいいのか、それとも群青色と言えばいいのか、真っ青な空になった。しかも、風がなく、素晴らしいお天気になったのである。後は、大日小屋に向かって歩くのみであった。しかし、標高2,000m辺り(二又になっている所)から、ピッチを上げるガリ君に付いていけなくなってしまった。
彼は、標高差500mのあの急登箇所を1時間ぐらいで登るペース(推測)に、私はドンドン離されてしまい、終いには太腿が攣り始めてしまったのである。あの場所では、薬を飲む事も出来ず、只管我慢であった。カメラを出すのも、おっかなびっくりであるから。
剱岳が飛び出したコルに出てもガリ君はいなかった。山頂へ急いのだろうと思った。こちらも、疲れ切った状態だったので、写真を撮りながら、ゆっくり登る事にした。もしかしたら、ガリ君登頂から1時間経過して私の到達となったのかもしれない。
そんな事は、もう、どうでも良かった。また山頂に立てた事の喜びの方が強かった。(ようやく20回目) これ以上ないのではと思うほどの絶景であった。剱岳は、相変わらず凛とした山容を醸し出し、毛勝の山々は、雲海の上に聳えていた。別山から雄山の稜線は、が~んとした屏風のように感じられた。薬師岳や鍬崎山は、大日平を自分の庭にしているようでもあった。
ふーっと吹く風は、流石に2,500mである。身が縮んでしまう。それでも、ずっと居たい心境であった。そして、名残惜しかったが午後2時半に山頂を後にした。一気にあの急な斜面を下ったのであるが、大日平のど真ん中辺りまで、40~50分ほど降りてしまう事が出来、コーヒータイムを設ける事が出来た。格別の味であった。
ガスの中の称名駐車場に戻って来たのが午後5時40分であった。やっぱり疲れてしまった。今日のガリ君と私は、日頃の私と「山ノ神」の立場だったのかもしれない。そして、やっぱり年齢なのかもしれないと思った。感じたというのが正しいかもしれない。でも、そうなれば、この先がダメになってしまうような気がする。やっぱり、出来る範囲で鍛え直さなければいけないのだろう。
■■■ コースタイム ■■■
■■■ 同行者 ■■■
ガリ君