元  ち  ゃ  ん  の  山  紀  行
ハゲ山 (478.8㍍)
<富山県  上市町> 平成14年09月30日




 降水確率の高い「雨のち曇り」の予報に、何処へ行けばよいものかと思案をしていたが、最も母の都合で出発が、元々午前10時以降となっていたので、そんなに選択肢がなかったが、予報に反して、時間が経つに連れて、お天気が急回復となった。
 「中山」と「大倉山」を視野に入れ、上市町に向かった。常願寺川を渡る頃には、晴れ渡った空に、ビックリするくらいに、きれいな立山連峰が、姿を現した。その頃から、ヘッドランプを持参しているというものの、時間に余裕のない「大倉山」を外し、今年3度目の「中山」よりは、以前から、もう一度写真を撮り直したいと思っていた「ハゲ山」に心を動かしていた。

登山口の目印になる「オンボロバス」
西種水上集落の駐車場
 上市町から馬場島公園線を走り、途中「上市ダム・種」の道路標示に導かれ、右の坂道をドンドン上がって行き、左に入る「東種・上市第二ダム」を無視して、もう少し真直ぐ行く。
 西種の交差点にボロボロのマイクロバスとハゲ山の案内板があるので、右折して緩やかな坂道を200㍍程行くと、右側に田圃の畦道より広い舗装した道があり、その奥の広場が駐車スペースとなっている。

手作りの標識
 もとの道に戻り、4~5分ほど歩くと水上集落の真中に、手作りの「ソデ山・ハゲ山・西山」の標識がある。民家と民家の間の道を歩き田圃の畦道を地元の方々の手作り標識を辿れば、問題なく進む事が出来るが、民家のすぐ後の左側の道を行くと、とんでもない所に行ってしまう。私自身、未だその標識がはっきり打ち出されていない時に、その道に迷ってしまった経緯がある。

 右側奥の杉林に向かって、標識に導かれるままに畦道を歩けばいい。それも4~5分程。山菜のヨシナが生えている杉林を、1~2分程気持よく歩き、稜線に向かって4~5分程急登を凌げば、「ハゲ山は谷の向う側」の標識に出る。
 今度は、左へ4~5分辛抱して登って、今度は1~2分程下り、チョット登って富山湾が見え始め、右手に回り込めばハゲ山頂上である。

ハゲ山頂上から剱岳を仰ぐ
 必ずしも平ではないが、刈り上げてあって、剱岳の展望は、素晴らしいの一言に尽きる。
西山から剱岳と水上集落
 剱岳の位置は南東に、右に大日岳、左に毛勝三山。その左手前に大倉山、ずーっと左に駒ヶ岳に僧ヶ岳、南東に鍋冠山、北に富山湾と日本海である。幾ら眺めても飽きないが、この後中山に行かなければいけないし、滞在は25分間となった。
 今来た道を戻り、西山との分岐に出、なだらかな尾根道を3分程行けば、最近刈り上げたのであろう、西山頂上に出た。
 ここもハゲ山に負けないくらいの展望で、横に広がる景色がチョット狭まるくらいか! 水上集落と剱岳の調和が良い。



★★★コースタイム★★★
高岡10:35=西種水上集落P(11:30~35)=水上登山口11:40=西山との分岐11:50=ハゲ山(12:00~25)=西山との分岐12:35=西山頂上(12:38~45)=登山口13:00=P(13:03~06) → 「中山へ」

★☆★同行者★☆★
         比佐恵