元   さ   ん   の   山   歩   き
洞 山 (831.8㍍)961m峰
<富山県  細入村>  平成17年01月24日




961峰付近から洞山と北アを望む 961峰で昼食 (両手に花?)

洞山頂上で 961m峰の登り返し




 お天気も良いし「好山病友の会」山行としようと思ったのだが、「北ちゃん」に所用があり、三人で出かける事になる。神通第二ダム駐車場午前7時集合の約束に、道路の凍結を予想してちょっぴり余裕をもって家を出た。
 八尾市街地を通過した頃携帯が鳴る。こんな時間に誰からかと思って覗いてみると「北ちゃん」からであった。陽が差す今日のお天気に、いても立ってもおられず、“途中から・・・そして、早めに退散!”を条件に参戦となる。

 庵谷の取付きは大量の雪に覆われていたが、前日のものであろうか、はっきりとしたトレースがあった。鉄塔まで20分、その先10分で林道に出る。普通は少し歩いた所から斜面に取付くのであるが、トレースは、杉林から取付いていた。それを利用したお陰で稜線に出るのに結構苦労してしまった。
 

これから出発! 鉄塔に向かって 林道に出る ブッシュに苦労した斜面

 手古ずった斜面から稜線に出て、時計を見ながら「北ちゃん」が追い付く頃だと思ったが、その姿は確認出来ず先を急ぐ。
 eiko女史と「山ノ神」は、トレースがあるというもののとても調子が良く、どんどん進んで行く。

 「頂上まで50分~1時間」の標識を越え、もう少し行った所(5分ほど)で、トレースが消えていた。恐らく前日のラッセル隊は、ここで息が切れたのであろう。我々が一息入れている所へ、「北ちゃん」がハーハ-息を弾ませながら追い付いて来た。
 「北ちゃん」の参戦で、前輪駆動車が四輪駆動車になった感じで勢いがついた。小佐波御前山やキラズ山が、日頃と違った山容を見せ、そのうち北アの山々が見えて来る。剱岳もその後部先端に黒く小さく見えて来る。「北ちゃん」参戦から1時間も経たないうちに洞山頂上に着いてしまった。

 大きな反射板が二つもあって、ちょっぴり興ざめするところもあるが展望は良い。今日は風もなく本当に穏やかであった。
 午後1時まで自宅に戻らなくてはならないという「北ちゃん」は、逆算すると、12時まで車に戻るためには、洞山頂上発を午前11時にしなければならない。束の間の時間であっても、有意義に過ごすためには、テーブルを作って、腰を落ち着かせたかった。
 青空の下で北アを遠望しながら、ビール、コーヒー、ノンアルコールビールなど持ち寄ったもので乾杯!「来て良かった!」の声を聞いてホッとした。その北ちゃんを見送って、我々三人は、向かいに聳える961m峰に向かった。


山頂目指してラッセル 洞山頂上で昼食 961m峰目指して 961m峰からの西新山

 洞山頂上から、広い穏やかな尾根を西へ、そして南に30m程下り、南西の961m峰を目指す。高度を上げる度に洞山がはっきり見えて来る。その後方には、北アが遠望出来る。
 961m峰は何処がピークか分からない程、なだらかで広い。正面(南西)に、西新山がその右に戸田峰が見えて、その遠く右に牛岳がカッコいい。その展望に快くしながら、風当たりの少ない所を選び、雪を堀り雪塊で風除けを造り、本当の昼食とした。
 洞山でさえ、行けるかどうかと思っていただけに、961m峰まで来れた事に大満足で、周遊コースは、また次の機会にする事にした。




 ■■■ コースタイム ■■■
高岡5:50=神通第二ダム(6:50~55)=庵谷登山口(7:15~35)=鉄塔(8:05~10)=林道8:20=斜面の取付き8:25=稜線8:50=「頂上まで50分~1時間」の標識9:20=「頂上まで20分の標識」9:55=洞山頂上(10:20~11:20)=961m峰(12:25~14:05)=洞山頂上(14:45~55)=林道15:45=車デボ地点(16:45~20)=高岡

 ■■ 同行者 ■■
      eiko女史・「山ノ神」   =途中「北ちゃん」参戦=