元    さ   ん   の   山   紀   行
金剛堂山  (1,650m)
<富山県南砺市(利賀村)>  令和03年02月28日~03月01日




単独行だけに3時間半で山頂に到達。今回は23キロの荷。





お天気が良く北アの山々が望めた。 今年の雪庇は小さく思えた。


片折岳にてグルートさんに撮ってもらう。 4キロ地点でこれから行く山頂方面を望む。


4キロ地点にて やはり雪庇の発達は小さい。


もうすぐ山頂です。 抜けるような青空のもとに山頂を目指す登山者。


五箇山の山々・白山方面 白木峰をバックに金剛堂山頂で。


山頂から降って設営場所を決める。 作業中北アの山々を眺める。


雪庇から少し離れた所で雪洞を掘っている。 絶景としか言いようがない


何度も何枚もシャッターを切り続けている。 奥金剛まで行って来た「さかなさん」が寄ってくれた。


健脚の仲間と一緒だった「さかなさん」は、お顔を拝見しただけで去って行かれた。


だんだん静まり返ってくる。 雪洞前の通路を食事処とした。


雪洞に寝具を並べる。 この光景は見飽きない。


だんだん陽が傾いて来る。 誰もいない山域で・・・


高さ170cm長さ200cm の雪洞を掘った。 独り善がりのアングルで・・


セルフタイマーで撮ったのですが・・


稜線は風が強く、何度も三脚が倒れてしまった。


それでも根気強く何回もチャレンジしたのです。(他にする事がないから)





この世界は私だけのもの。金剛堂山でのキャンプは2年連続3回目。(今回は雪洞泊)







雪洞を離れた所から撮ったものです。 雪洞を横上から撮ったものです。


雲行きが怪しいかと思ったのですが大丈夫でした。夜中は月明かりでヘッデンもいりませんでした。


出入りがしやすくなるようタープの一部を使いました。 雪洞を横下から撮りました。


私一人には充分な広さです。 タープは小枝で止めて、真ん中はファースナーです。


中で食事はしない主義ですが、暇なもんで??? テントシューズ(象足)が写っています。


ランタン(充電)は、12時間使っても全然大丈夫でした この日は、風が強く隙間から雪が舞い込みました。


外から撮りました。 神秘的です。病み付きになっています。


中金剛(最高点) 日が暮れていきます。



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   元さんの戯言・呟きから・・・

2/28 何を食べてお腹がおかしくなったのか分からないが、何度も何度もトイレに通っていた前日。またその夜は、「山ノ神」の9日遅れの誕生食事会であったが、あまり食せず、アルコールも口にせず、私が運転手になった。

 それでも山に行かなくては・・・。利賀村百瀬の登山口は車でいっぱい。ずっと離れて駐車しなければならなかった。気温は-6~7℃であり、登りがけは大きな荷を担いでスノーシューなのだから気を付けて登った。片折岳では瀬尾氏御一行とお会いしてシャッターを切ってもらった。23キロの荷を担いだ割には、予想より早く山頂に着く事が出来た。(3時間半程で着いたのだが間違いではなかろうか 笑)

 山頂付近は相変わらず風が強かった。山頂で食事する方は少なかったのではなかろうか? それでも中金剛・奥金剛、そして、今人気のソバカド峰へ行かれた方があったのでは・・・ 私は、今回テントなしで泊まりを決め込んでいた。一応タープを持参していたので、最悪の場合、独り居酒屋からねぐらにスイッチすれば良いと思っていた。

 私は雪洞を選択した。候補地は雪庇の近く。なかなか思うようにいかず腰が痛くなってしまう。削った雪の排雪もある。170cmくらいの高さまで掘ったが、まだ頭がつかえる。独りだし3時間ほどで止めてしまった。そんな折、「さかなさん」が、ひょっこり顔を出してくれた。奥金剛までの帰りだったそうだが、7人パーティーは皆足が速いので、ちらっと見ただけでお別れとなった。

 雪洞の中は風がないのであるが、晴れていても爆風は雪を撒き散らす。入口を雪のブロックで完全に塞げば大丈夫なのだろうが、やはり出入りしなければならないので、タープで留めた。隙間から、シュラフで寝ている顔にまで吹き込んでくるのだから参ってしまった。おしっこをするために外へ出たのであるが、何処へ飛んでいったのか分からないほど。(トイレを造っていても風の威力は凄い。)

 雲が出て来ても満天の星・月で、ヘッデンなんかいらない。ただ寒く。吹き飛ばされそうになる。下界の明かりも見えた。あの頼りないコンロは、それでも、時間をかければ何とかお湯にしてくれた。今回スマホのための大型のバッテリーを持参した。もう一つ、バッテリーにもなるランタンも持ち込んだ、12時間点けっぱなしでも大丈夫であった。何せ寒くて手がかじけるのと同時にバッテリーのもちが悪い。あっそうそう、素晴らしいお天気で光景もその通りでした。





 ■■■コースタイム■■■
        

 ■■■単独行■■■