元    さ   ん   の   山   紀   行
金剛堂山  (1,650㍍)
<富山県 南砺市(利賀村)富山市(八尾町)>  平成18年11月27日



栃谷コースの場合は、この地点での撮影が恒例となってしまった。




 

元気よく百瀬川を渡る。 まずは、小沢を渡る。 栃谷より2キロ地点で休憩とする。

勢いよく降りるのは誰? スキー場方面にどんよりとした雲が
掛かり、先行きの不安が出て来た。
山頂までは、もう一息だ!

奥金剛の標柱あり。GPSで位置を確かめる。

利賀川水源地案内図があった。 溶け残った僅かな雪を踏んで・・ ブナ林を抜ければ林道に出る。

山を降りてからの食事となったが、それもまた、楽しからずや!

タープを張り巡らせて・・ 東俣源頭・東俣登山口に出る。 東俣登山口から栃谷登山口への
2時間の林道歩きは雨になった。




「11/27コラム(山つれづれ・・・より)」

11/27 雨でも必ず行くと、待っててくれた仲間がいた。しびれを切らしたeiko女史のメールで、ようやく仲間に連絡をしたが、高確率の雨予報に、誘うこちらが引いていたからである。「一週間前から雨具を用意して待ってます。」 の 「北ちゃん」の心強いメッセージを拠り所に、山行日前夜まで、雨の状況を見守りたかった。「雨でも行くのですか?」 の橋ちゃんに、「来てくれると嬉しいです。」 と返事してしまった。

 当初より、30分集合時刻を延ばしたが、雨降る中を利賀に車を走らせた。PCの雲の動きで、午前7時頃には、「雲が何処かへ飛んじゃう!」 を、ちょっぴり信じていたのに、それどころかで、皆に悪い事をしたかな? と思ってしまった。
 しかし、集合した頃には、雨は上がった。天候の悪化や体調不良の場合は、山頂で引き返すかもの条件を付けたが、ぬかるみも何のそので、奥金剛から東俣に抜けて、林道歩き2時間も入れた、正しく「金剛堂山周遊コース」である。

 時間の都合や、快適な場所が見当たらず、登山口に出てからの昼食には、「何で重荷を背負って来たのか?」 と、誰ともなく笑いが出てしまった。
 また、その林道入口でのタープを利用した山小屋設営?には、それなりの趣があったものの、何かの集団と間違われそうな雰囲気があった。
 長い林道は、山の話をしながら歩くつもりの設定であったが、最後の最後に、我慢をしていてくれた雨が降り出してしまった。
 しかし、今日の山中8時間半は、雨予報の中を、初冬の足慣らしとしては、充分満足出来るものであった。



11/28 金剛堂山には、前・中・奥の3つのピークがある。三角点のある前金剛が、頂上と認められているが、もうちょっと、南にある1650mの最高地のピークが奥金剛であり、その中間の歌碑があるちょっと低い所が、中金剛だとばかり思っていた。

 しかし、私が奥金剛と思っていた所に、新たに「中金剛1650m」 の山名板が取り付けてあり、1616m標高点に、「奥金剛・利賀川水源地標」 の標柱が立っていた。そう思い込んでいた私は、皆に対して、何だかバツが悪かった。

 今日、分権登山ガイド・「富山県の山」を見てみると、ほぼその通りであった。16回も金剛堂山に登っているのに、いっぺんに何もかも自信がなくなってきた。
 しかし、その先に発行されている「とやま山あるき」を覗いてみて、私の言っていた事も、満更でもない事に気が付いた。橋本廣氏の書である。やはり中金剛は、歌碑の所であり、奥金剛は、その南のピークであると記されている。

 橋本廣氏も佐伯郁夫氏も、その道の著名人であり、いろいろ調べて記される事と思うし、いい加減な事もないであろう。唯・利賀川水源地標なるものは、結構新しいものに見受けたが、私は、そこまで足を運ばせていなかった事になる。もっとも、東俣~栃谷間を歩いて、しかも周遊となると、私は初めての経験であった。 p.m.11:50



 ■■■コースタイム■■■
高岡6:00=栃谷登山口(7:10~50)=1キロ地点(8:15~25)=2キロ地点(8:55~9:05)=3キロ地点9:25=4キロ地点10:00=金剛堂山頂上(10:35~45)=奥金剛(11:25~30)=林道での食事(12:00~13:55)=東俣登山口(14:30~35)=栃谷登山口16:30=高岡17:55

 ■■■同行者■■■
        「北ちゃん」・橋本君・eiko女史・比佐恵