元    さ   ん   の   山   紀   行
金剛堂山  (1,650m)
<富山県南砺市(利賀村)>  平成22年11月08日




晩秋の金剛堂山で紅葉を楽しむ。



















山頂は雨風だったので、すぐにUターンとなる。


~~ 食事処を山頂より20分ほど降りた所で・・・・ ~~






~~ カモシカ君と遭遇。近距離でじゃれ合う。 ~~








  元さんの戯言・呟きから

11/8 「大猫山や大熊山なら行かない。」 と言っていたので、朝早く出掛け、早く帰って来ようと準備をしていたら、「一人なら、私に付き合ってくれてもいいじゃない。」 と、「山ノ神」 に言われてしまい、予定変更になってしまった。
 「金剛堂山なら行けると思う。」 なのである。1時間以内の千石城山、2時間程度の天蓋山から、そして、今度は、「3時間程度の金剛堂山」 と踏んでの選定である。

 夜明け前の星空は続かなかったが、時々、陽が差し、行けなかった山への未練がましい私の口ぶりに、「あの雲の様子では、剱なんか望めないわよ。」 と、「こちらに来たのが正解。」 とでも言いたげな 「山ノ神」 であった。

 絨毯のように敷き詰められた落葉の上を歩くのは実に気持ちが良い。そして、風が伴うと残された葉の舞い落ちる様が「暦の上での立冬」 と相俟って晩秋の装いと重なる。でも、1200mに高度を上げると初冬であった。そして、雨になった。山頂では、一時もおれないような風雨に、ターンをした感じで下山となる。

 空模様というものは、人生と同じで本当に皮肉である。雨具を着れば止む。脱げばまた降る。のように、山頂を後にしてから、僅かな時間で陽が差してきた。でも、「それも良し。」 としなければならず、一気に降りようと思っていたが、あまり濡れていない場所を探して、時間的にはまだ早かったが、昼食とした。ラーメンとコーヒーを頂いただけの食事であったが、山と接する者として、今日は、それで満足であった。

 陽が差せば、残された紅葉もまだまだ楽しめた。県東部の山々にも負けないくらいの感じの良さであった。登山口まで、あと500mくらいの所で、カモシカと鉢合わせとなる。カモシカの写真を撮るだけでは絵にならない。「カモシカと記念写真」 「カモシカと握手」 を強要してみても無理であることは承知していたが、変わったアングルを求めてしまった。3~5mくらいに近寄ったが、カモシカ君が平然と草を食べていたのに、「山ノ神」 は、「襲われたらどうしよう。」 と顔を強ばらせてしまった。



 ■■■ コースタイム ■■■
 栃谷登山口(7:20~40)=1キロ地点(8:15~20)=2キロ地点(8:55~9:00)=3キロ地点9:25=4キロ地点10:00=金剛堂山頂上(10:30~35)=食事地点(10:55~11:50)=4キロ地点11:55=2キロ地点12:45=1キロ地点13:15=カモシカ君との遭遇(13:35~50)=栃谷登山口(13:55~14:05)   

 ■■■ 同行者 ■■■
            比佐恵