元    さ   ん   の   山   紀   行
金剛堂山  (1,650m)
<富山県南砺市(利賀村)>  平成24年04月09日



何にも見えない山頂で・・・(祠の上で・・)





スキー場駐車場横から・・ お好みの斜面を登る。 前日の踏跡がいっぱい!


9時前までは、
時々、陽が差していた。
一服金剛手前から
ポツリと雨が落ちてきた。
一服金剛から山頂方面を望む。
でも、どんよりとした感じであった。


それ程の雪庇でもない。 風が強く、休む所がない。


とりあえず、「4キロまで行こう。」 となる。 4キロ地点に到達。


~~ 4キロ地点から、山頂に向かって・・・ ~~


発達した雪庇。


風に飛ばされないように、手袋の交換である。 吹きさらし場所に出ると、結構辛い。


風が強くなり、ミゾレ混じりの雨になった。


~~ ここを乗り越えれば、後15~20分ぐらいで山頂である。 ~~


~~ 展望・視界がなくとも、とにかく山頂を踏まなくてはなりませぬ。もう、一種の病気です。 ~~


~~ 「寒い!」 「冷たい!」 では、急いで高度を下げなければいけません。 ~~


「お腹が空いた。」 と言われては、雨中であっても、止まって雪穴を掘らなければいけません。
体調不良なのに、「ちょっとだけ・・」 と、例の ”点滴”を、注入されておられました。






   元さんの戯言・呟きから・・・

4/9 「お天気なら何処へでも行けるのに・・・」 を下方修正して、「お昼までに山から降りる。」を考えていた。そこへ、行かないと言っていた「山ノ神」が、行くと言い出したから、またややこしくなった。ならば、金剛堂山として、「なるべく早く出発をしよう。」 と念を押したが、やっぱり遅れてしまった。

 それでも、スノーバレー利賀スキー場発が7時20分。だが、大息やあくびを繰り返す 「山ノ神」は不調であった。「何か食べるか?」 と言っても 「いらない。」 を繰り返すし、喋りもせず、ピッチも上がらなかった。

 風はあったが、まだ晴れていたお天気も、午前9時頃から雨になった。無理矢理着いて来た感があったからであろう、「まだ行くの?」 を口にしなかった。遅れて来る「山ノ神」 を、その都度待ち構えていたが、その言葉を聞かないようにしていた。

 一服金剛(片折岳)に到達した頃に、ちょっと、雨が強くなったが、休息する事も出来ず、先に進んだ。この頃に、「山ノ神」は、中止・撤退などはないと思ったらしい。雨具の上下を纏ったが、風が強くなり、雨がミゾレになった。

 どんなに歩くのが遅くても、足を前にさえ出しておれば、それなりに歩ける事を証明したかのように、真っ白になった山頂には3時間半程で届いた。無理矢理三脚を立てて写真を撮ったが、その三脚が風で飛ばされた程であった。

 休憩する事もなく、すぐに引き返したが、「山ノ神」の手袋が、びしょ濡れとなっていた。風のない所まで我慢するように言ったのであるが、悴んだ手の為に、「不徳の事態になったら・・」 が脳裏を過ぎり、荷物を飛ばされないように手袋の交換をした。

 高度を下げれば、また身体が楽になる事は分かっていたし、風も雨も弱くなった。そのまま下山すれば、午後1時~1時半頃には、車に戻れると思っていたが、一服金剛を少し過ぎた頃に、流石の「山ノ神」 も、お腹が空いたのか、「何か食べよう。」 となった。小雨が降っていたが、簡単なテーブル・ベンチを造った。急にアラレに見舞われたが仕方なく濡れる事にした。





 ■■■コースタイム■■■
  高岡5:40=スノーバレー利賀(7:00~25)=栃谷との合流地点=8:10=一服金剛9:25=4キロ地点10:25=金剛堂山頂上(11:00~10)=一服金剛(12:15~25)=食事(12:30~13:25)=スノーバレー利賀(14:25~40)=高岡16:00 

 ■■■同行者■■■
        比佐恵