元  ち  ゃ  ん  の  山  紀  行
黒菱山 (1,042.4㍍)
<富山県 朝日町>
平成27年07月13日






久し振りの黒菱山。夏道は初めてであった。





笹川集落を抜けると、登山口の石標。 登山口の標識は、上笹川橋横にある。 笹川右岸の長い林道を歩く。

崩壊箇所が何カ所もあった。 鹿と思われる白骨化した残骸。 至る所に落石の危険があった。

林道のどん詰まりが登山口である。




登山口は小沢を渡る事になる。




一段高い所に標識がある。 標識のある所から、登山口周辺を見下ろす。


登山道は気持ちの良いくらいに整備されている。 富山湾を見下ろす。


久々に黒菱山の山頂を踏んだ。 大好きな大地山方面をバックに・・





   元さんの戯言・呟きから

7/13 行き先選定に困ったが、先週同様、夏道が出来て歩いていない「黒菱山」 とした。その雪山ルートも、もしかしたら、10年以上出掛けていないかもしれない。とにかく、今回は5回目のチャレンジであった。

 笹川の右岸を行くのであるが、1時間半も歩かなければならない。ゲートもあった。歩き始めて、すぐに蛇に遭遇。トカゲもであるが、熊もいるようである。白骨化した鹿と思われる頭蓋骨や背骨などが散乱していたし、ずっと、笛を鳴らしながら歩かなければ気味が悪い。

 暑さなのであろうか?「山ノ神」の足取りが悪かった。聞くと、「胸がムカムカするという。ならば、車に戻れ! 私が下山するまで自由にしていて良い。」 と言って別れたが、1時間ばかり、一人で歩いて戻らなければならないのであるから、言った私は、後味が悪かった。そうなれば、早く登って、早く戻らなければならない。9キロの荷は、暑さもあって、結構負担になったが、コースタイムの半分を目標に歩いた。

 林道終点にある登山口から100mは急登とあったが、整備されていて歩き易いし、時間にすれば大した事はない。林道よりは、登山道の方が、殊の外整備されていて気分良く歩く事が出来た。先週の大鷲山では、天候のせいもあり、充分に展望を楽しむ事が出来なかったが、今回の黒菱山では、それを取り返すように楽しめたのである。

 17年前(H.10.03.02) はるちゃんと、イマイチ女史とで、山頂を踏んだ事が懐かしく思った。しかし、高所にある残雪以外、全くと言っていいくらい、光景や雰囲気が違うのでは、当時の事を思い出すには足りなかった。早く歩いたご褒美なのかもしれないが、日本海や剱岳や北方稜線、そして、大地や犬ヶ岳・白鳥山を、いつもと違った角度から楽しめたのである。

 でも、初めて黒菱山のてっぺんに立った時の想い出は、大平川を遡って、初雪山の山頂に立った時の感動と同じくらいにあったと、今でも忘れがたい想い出である事に違いない。それ程、初登頂というものは、印象深く残るのであろう。






  ★★★ コースタイム ★★★
  笹川橋登山口10:05=林道終点登山口11:25=標高1,000m12:25=黒菱山頂上(12:35~13:10)=登山口13:45=笹川橋登山口14:40

  ★☆★ 同行者 ★☆★
            比佐恵