元  ち  ゃ  ん  の  山  紀  行

夫 婦 山  (784.1㍍)

<富山県 八尾町> 平成12年06月19日



 
<夫婦山に咲く ササユリ>
 昨日の三ヶ辻山行きで、小さいながらも大量の虫に襲われ(?)ところどころ刺されたのと、油断したわけでもないが、木の根の上で滑って足を強打した後遺症なのか目覚めが悪かった。
 今日は、朝早く起きて、福井の経ヶ岳か、称名からの大日岳へとの山行計画していたはずだったが、帰宅後にビールを飲みすぎたのも祟ってしまった。そして、「今日は、簡単なところへ。」にかわってしまった。
 八尾の大長谷に車を走らせ、白木峰に向きを変えた途端、管理棟前で通行止。早くてもニッコウキスゲの咲く頃にならないと、解除にならないとの事。  それではと今度は、島地から谷折に車を向けたが、1キロ進んだ所で林道決壊でストップ。仕方なく山越えで八十島まで戻り、野積川沿に布谷へ。その奥の松瀬まで進む。狭い橋を渡りガタガタの林道を5分程行くと整備された登山口があった。
 過去2回小井波から夫婦山に登った事があるが、松瀬からははじめてだ。中部北陸自然歩道と記してあったが、この道は、小井波.桐谷と松瀬の生活道だったに違いない。登山口から松瀬峠まで50分のコースタイムだが、地元の登山愛好家の手で下草が綺麗に刈られていた。
<夫婦山頂上にて>
 登り始めて5分もしない内にササユリの咲いているのにお目にかかる。アザミの姿も見る。そうしている内に第一の水場に出る。杉林の中に入る手前から、丸太で造った急な階段が続き、その林を抜けても続く(208段)。
 ベンチのあるところで、振り返ると祖父岳(831㍍)が独立して見える。尚も32段の階段を登ると冷たい水が飲める第二の水場に出る。タラタラと滴り落ちる汗もブナ林に入るとクーラーの中にいるような涼しげな気持ちになる。「ハーハー」言いながら89段の最後の階段を登り詰めると松瀬峠である。
 男峰30分、女峰20分の標識が有り、小井波と松瀬へも通じる交差点でも有る。岩と岩との間を潜ったり3ヶ所のトラ縄が張ってある急な所を登ると展望台に出る。そこから3分程で男峰の頂上に着く。もう終わりがけのレンゲツツジが咲いていた。何時もは結構展望がいいのだが、今日は、モヤが経ち込めているため、祖父岳と戸田峰が薄っすら見えるだけの寂しい山頂の人となった。



  《コースタイム》

 高岡9:00→〈富山大学経由〉→白木峰管理棟10:30→〈島地―谷折1キロ地点(決壊)戻る〉10:50→〈八十島経由〉→松瀬側登山口(11:30~50)→第一水場12:00→祖父岳が見える場所(12:10~15)→第二水場12:18→ 松瀬峠(12:30~40)→展望台(13:00~05)→夫婦山頂上(13:05~14:20)→松瀬峠14:35→第二水場14:45→第一水場14:57→登山口(15:03~15)→高岡16:20

     <同行者>
        比佐恵