元   さ   ん   の   山   紀   行
鍋 冠 山 (900㍍)
<富山県  上市町>    平成26年01月27日




鍋冠山から剱岳を望む。






西種集落手前に駐車。 西種集落の中を通り抜ける。 ため池も雪に埋もれている。



遠くは富山湾が望める。 何処を見ても杉の山である。


杉の間から剱岳が顔を出してきた。 高度を上げれば、尚更のように・・・


真っ青な空の中に・・・


僧ヶ岳・駒ヶ岳から毛勝の山々まで・・・


山頂に到達! カップ麺の昼食。


剱岳・大日岳をバックに・・・


私の立った山頂から・・・




何回見ても飽きる事がない。


立山方面






  元さんの戯言・呟きから・・・

1/27 朝起きたら、頭が痛いという「山ノ神」が、パスとなり久々の単独行となったが、それなら、「もっと早めに言ってくれ!」 と言いたいくらいである。ならば、尚更のように、私が二人の孫を保育所に送り届け、それからのスタートとなった。。しかも、冷え込んだ路面はカチカチで慎重な運転となる。

 西種で準備をしていると、これまたおかしな事に、池田氏の車が止まる。「高峰山・鍋冠山、でも、町内会の新年会があるので、午後4時くらいまでに戻りたい。」 と告げると、そのような余裕のない山行はゴメンとばかり、池田氏は、当初目的の「千石城山」の方へ行かれてしまった。

 西種集落は、川のように流れる水で雪がないが、所々凍った所があり、注意して歩かなければならない、骨原のため池付近からスノーシューを装着。トレースの上に10~20cmの積雪があるが、林道をショートカットして効率が良いように思えた。

 しかし、結果的には、従来の林道から、かなり西側に離れ、「あくみ山」直下から東側に巻き、小さなアップダウンを繰り返しながら、そして、時にはトラバースをして、高峰山と釜池への分岐付近でようやく林道に合流するものであった。

 どちらを優先するかとなったが、まだ2度しか登っていない「鍋冠山」とした。その先の林道から、鍋冠山の杉林では、流石に膝付近のラッセルとなったが、それ程窮屈なものではなかった。西種から3時間半を要してしまたが、山頂で店を広げてしまってからは、高峰山が遠くに見えてしまったのと、カツカツな行程もどうなんだろうと、鍋冠山でゆっくりする事に傾いてしまったのである。

 カップ麺を食べ、コーヒーを飲むだけのようなものだが、あちこち歩いて写真を撮るのも時間を要する。あれよあれよと言っている間に1時間半を過ごしてしまった。これもまた山の楽しみ方なのだと都合の良いように自分に言い聞かせていたのかもしれない。

 杉林を駈け降り、従来の林道を歩けば、何と西種まで1時間強(1時間10分ほど)ではないか。高峰山の頂上を踏めたかもしれないと思ったが、山用品店に寄れたし、町内の新年会にも余裕を持って参加出来たし、これで良かったのかもしれない。



1/29 一昨日の鍋冠山は、私の山行として失敗の歩きであった。以前(と言っても相当前の話) 骨原から林道歩きを試みたのであるが、雪量が多く、何処が林道なのか分からなくなってしまい、とんでもないところを歩き、最後は退却しなければならなくなった事があった。

 今回は、歩き始めて、すぐに林道をショートカットされたトレースを辿った。雪量が少なく林道との区別は殆どの所で出来たし、GPSにルートを載せていった。しかし、いつになっても、私の思っている林道に出ず、尚更離れて行くようであった。

 終いには、猟をする人の跡なのかとも思ったりしてが、その点GPSがあり、その方向を確認して歩いていただけに、それ程の不安はなかった。そのトレースの持ち主は、途切れていたものの、もしかしたら、「あくみ山」 を越えたのかもしれないし、釜池に向かったのかもしれない。

 私は、結局、釜池方面に行く林道に出たようであったが、従来の林道との分岐に出た時、僅かであるが、反対の方向に歩いていたから、その方向も、歩いて来た林道も承知していなかった事になる。GPSで確認すると全く反対に進路を取っている事に気が付き、引き返したのであった。

 時々であるが、林道や標高点が地図とGPSとが一致しない事がある。(頸城駒ヶ岳などは、林道の位置関係が可笑しい。) そのような経験をしていると、果たしてと疑いをもってしまう事がある。今回は、全く自分の間違いであって、下山時は、素直に従来の林道を歩いたが、GPSと地図はピッタリと合っていた。






 ■■■ 単独行 ■■■