元 さ ん の 山 紀 行
中 山
(1,255㍍)
<富山県 上市町>
平成21年08月10日
伊折橋から・・・
オロロ対策をして
登山口をちょっと登った所から
今日は、傘を差して・・
ブナクラ辺りの視界が良くなって来る
山頂に到着!
剱岳の山頂は仰げなかったが、大窓を含め充分にその雰囲気を楽しめた。
立山川方面への周遊コースへ
滑る事もなく快適に・・・
沢の水量も大した事なく・・
下山してから、再び伊折橋上から・・・
「平成21年8月10日のコラム」
(山つれづれ・・・・から)
8/10 昨夜の段階で、白馬岳・朝日岳・白山・大日岳の4つの候補から白馬岳と白山に絞っていた。白馬岳に行く場合午前2時には起きなくてはいけない。「雨だ!止めよう。」 となった。もうしばらくしても、「まだ雨。」 白山も止めた。あまり降らないと思うが、やはり万が一の事も考えなくてはいけない。そんな歳になった。
(いや歳に関係ないかも・・・ 増水で渡れない時や通行止で帰れない時もある。)
「再び目が覚めた頃、何処へ行く?」 の声もあったが、「今日は、ちょっと歩くだけにするから・・・」 と断った形になった。選んだのは、昨秋以来の 「中山」 であった。お昼過ぎに戻って、日頃蔑ろにしている家の片付けをしたいとの気持ちがあったから・・・
やっぱり雨は強く降らなかった。そして、上市市街地から剱岳が伺えた。それどころか馬場島に近付いても見えるではないか・・・。「この分では・・・」 とか、「選択を誤ったかな。」 となったが、「また行けばいいじゃない。」 と軽くあしらえるようになった。「ちょっと進歩かな。」 いや弱くなったのかもしれない。
「平成21年8月11日のコラム」
(山つれづれ・・・・から)
8/11 中山登山口と周遊コースを介して立山川に出た途端にオロロにやられた。蚊やブヨなどにやられたよりも被害は甚大。
(ちょっと大げさかも・・・)
痒い他に刺された所が汚らしい。その七カ所は、丸一日経っても腫れ上がっている。
中山登山口に着いた途端、オロロが車の周りにワーッとやって来た。これはたまらぬと、立山川に架かる馬場島橋を渡った駐車場に車を移動したが、ちょっとは少なくなったとはいえ、やはりオロロの襲撃は続いた。完全防備と思ったが、ネットは一つしかなく、私は雨具の帽子を深く被って、再び中山登山口に向かった。
左手に傘、右手には最近入手したハッカ油
(霧吹きに入れて・・・)
を噴射しながら臨んだが、オロロは役者が一枚上と見えて、雨具の手元から進入、また手袋の上からチクリ! いやはや参った。それが、高度を上げても、10~15分続いた。「ワッ~」 「ありゃ~」 と悲鳴を上げながら・・・・・・
雨の割には、視界が広がったが、山頂では、早月尾根の上部は見えなかった。山ノ神の一息つくのを待って、周遊コースへ足を向けた。三度の沢渡りは水量の心配もなく難なく立山川出た。 ・・・途端に、またまたオロロの襲撃となった。ズボンの上からチクリとやられはしたが、差程の被害はなかった。しかし、身体の至る所に群がるオロロを見るに付け気持ちの良いものではない。
不思議だったのは、馬場島
(山荘付近の駐車場やキャンプ場)
に近付くにつけ、オロロが極端に少なくなる。そして、車
(中山登山口)
に近付くに連れてまた多くなる。車に近付くのがイヤになるくらいであった。思い切って、私だけが車に乗り馬場島山荘前の駐車場まで車を移動した程である。
私は、今までオロロの被害にあった事がなかった。「オロロは人畜がない所にはいない。」 と聞かされていたが、その説は如何なのだろう。まだ手が痛痒い。
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同行者
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比佐恵