元   さ   ん   の   山   紀   行
七 姫 山 1,335m
<富山県立山町・上市町> 令和01年10月14日





七姫平の空地に車を停めて。 10分程歩いて人津谷のゲートを越える。


林道は崩落しているが、残雪期より歩きやすい。


水門付近では、何か工事が行われているようでした。 そこからの林道は、草木が茂っていました。


沢のような所もありました。 息を着く間もあったのですが・・・


ヤブみたいな所もありました。 急登箇所も・・・


山頂に到達したのですが、雨の中で食事をするには、ちょっとしんどかったです。


標高1200m付近の小さな鞍部のような所まで降りました。


身体が濡れて、ちょっと寒気を感じましたが、ホット一息です。


温かい物を食べました。 雨の中、撤収です。


池原氏と撮ってもらいました。 午後2時過ぎ下山開始です。


「山ノ神」参っていましたが、皆に励まされ頑張っていました。


時々、待ってもらいました。 登山道の整備?をしながらの歩き。


下山時は、沢が川になったような感じでした。


頑張りました。 水門前に着きました。







  元さんの戯言・呟きから

10/14 昨夜の内に七姫山と連絡が入っていた。でも、雨である。好山病では、変更があっても中止がないという伝統?がある。ちょっと遅いような感じであったが、午前8時アルペン村に集まった。変更を匂わす小さな声もあったが、完全に揉み消され七姫平(旧・クムジュン手前)に向かった。

 登山道を刈り上げて来たらしい岩城君(いつも腰痛とかいうがウソのように思わせる達人)、ヤブを知っていたかのようにニッコリした北ちゃん、それに池原氏(富山では知らない人がいないくらいの岳人)が加わったのだから、尚更知らず識らずに一日中雨の七姫山に吸い込まれていったような。

 私は、過去に人津谷林道を10回程歩いているが、それは全て残雪期であって、無雪期は歩いた事がなかった。だから、人津谷林道はデブリを気にしながらの歩きであった。でも、今回は違った。水門まで、崩落した所もあったが、雪道よりも楽であった。

 そこからは、小枝や草木を掻き分けなければならず、折からの雨で、沢横または、沢の中を歩かなければならなかった。通常、臼越山に至る時、林道を迂回せず、大斜面に取り付くのであるが、流石にこの時期はそんな事は出来ず、林道経由になる。残雪期は、その林道が、まるで車が入るような雪原となるが、無雪期は、ナンジャラホイとなっている。

 その大斜面を直登して林道に出る地点や、林道から臼越山と七姫山との分岐(小さなコル1,280m地点)への尾根の取り付きも分からず通過であった。岩城君曰く、「登山道に入ったら、ちゃんと刈り上げてある。この林道を乗り越えて来た人だけが、その恩恵に預かられるのである。」との事。

 と言いながら、林道を邪魔する木々を取り除きながら歩く姿に頭が下がった。(北ちゃんも池原氏も) 私と「山の神」にしてみれば、いつもの歩きと違ったペースであった。しかし、「山ノ神」の小言もなく、必死に着いて行く姿に思わず、「歩けるんじゃない!」 となった。でも、所々で皆さんの手を借りた事に間違いない。

 殆ど、休憩もない(2回程あったか?)ペースで山頂に辿り着いたのは、車から離れて4時間ほどであった。小さな山頂(1,335m)、何もない山頂、しかも雨である。記念に写真を撮って、100m程降りた平坦な所で食事となった。(午後1時20分頃) 岩城君と池原氏が先に降り、タープを張ってくれた。北ちゃんは、「山ノ神」のガイド役となった。

 最も、今回の山行に関して、事前に「山ノ神」でも大丈夫かと打診していた。「登山道は刈ってあるから。ゆっくり行きましょう。」 との返事を北ちゃんからもらっていた。そんな事もあり、北ちゃんは、責任を感じてくれていたに違いない。お陰で私は後ろから傘を差して見ていただけであった。でも、タープ内に入った時にはホッとしたのが正直なところ。

 僅か40分程の休憩(食事タイム)であったが、温かい物を口に入れる事が出来たからであった。雨は強弱を伴って降り続いていた。じっとしていると寒さを感じた。さて、午後2時発であった。これからが心配であったが、皆の協力を得て無事に降りて来られた。オーバーかもしれないが、半分余で降りて来たのである。

 なかなか一緒出来ない岩城君と難コース(珍コース)をお供してもらった。池原氏には、これから機会があれば、ご一緒願う約束をした。いつも控えめの北ちゃんは、やっぱり好山病の重鎮だと改めて確信した。雨の中の山行、バカなようで、それなりの意義があったと私は確信している。





■■■ コースタイム ■■■
  七姫平8:40=人津谷ゲート8:45=水門9:20=登山道10:25=七姫山頂上(12:40~45)=1200m付近の鞍部(13:10~14:00)=水門15:45=ゲート16:15=車16:25

 ■■■ 同行者 ■■■
             岩城君・北ちゃん・池原氏・「山ノ神」