南保富士

　いろいろあって、三峯グリーンランドの駐車場発が午後３時であった。
　今日は、南保富士に登ろうと、車を走らせたわけでもないし、８年前に登ったかすかな記憶があるだけで、地形図やガイドブックもなしである。

　駐車場から遊具がある広場を通り、右奥に林道があると思ってコスモス畑を上がったが、通路もなく行き止まりとなっていて、仕方なく戻って中部北陸自然歩道の標識に従った。

　１０分も行くと林道に出て、その林道を左に行くと１５分程で分岐に出る。分岐手前に駐車スペースがあり、遅い出発だっだだけに、ここまで車を入れたかったが、大規模な道路（林道）工事のため断念しなければならなかった。
　分岐には南保富士登山口の標識があり、右に誘導してくれ、５０～６０ｍ歩く左手に登山道が現れる。

　夕方から雨の予報通り、ガスに覆われた山中と言うより、夕暮れの山中に入って行く感じであった。蒸し暑く、チョット歩いただけで、汗びっしょりである。

　何が何でも、「お山のてっぺん」へと思っている私に、何となく付いて来る「山ノ神」では歩き方が違う。

　２５分ほど歩いた所（標高５１０ｍ）で、水分補給のための休憩となる。それより上に、７～８分歩いた所（標高５６５ｍ）から、尾根がやや左方向に向いてなだらかになる。もう少し頑張れば南保富士の頂上である。

　頂上に着いてから、雨具を着るほどでなかったが、やはり雨が落ちて来た。展望もなく、ただ登っただけの南保富士であったが、広葉樹が多く紅葉時にまた登って見たいものである。