元 さ ん の 山 紀 行
猫 又 山 (2,378m)
<富山県魚津市、上市町、宇奈月町>
平成17年05月23日
今回は「北ちゃん」・長勢君・橋本君と私の男4名となり、魚津ICに集合し、すぐに片貝川南又谷に入る。事前に発電所まで入れる情報があり、東又谷の分岐から4.4キロを進む事が出来た。発電所の先の林道は、僅かながらの残雪があり、しばらくは発電所でストップというところである。発電所まで車が入れば、猫又谷に入ろうという意欲が湧いて来る。
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発電所から林道歩き |
林道には残雪のあるところも・・ |
渡渉がイヤで跳び付くのだが・・ |
大きく口を開けた雪渓 |
ちょっと早めに林道から谷に降りたため、雪渓の切れ目に出てしまう。若い者は、それを飛び越えるのであるが、私はそういうわけにはいかず、手を借りる羽目になる。
しかし、今年は残雪が多く、釜谷出合で少し切れているだけで、何の支障もなく悠々と歩く事が出来た。私を除いて猫又谷に入るのは皆初めてのようであったが、意外と開けていて明るい感じの谷に映ったのではなかろうか?
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堰堤がありチョッピリ高巻き・・ |
この先ずーっと雪渓が続く |
アイゼンの装着 |
釜谷出合の雪渓に亀裂があった |
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長い雪渓が続く |
アイゼンを利かせて登る |
右俣を行く |
ペースが落ちて来る |
途中、山頂は見えぬが、鬼場倉の頭(1230m付近)・大猫山(1435m付近)直下で、足を止め、過去に取付いた時の模様や、いつか機会があったらなどと語らい、そのルートをお互い頭の中で辿ったに違いない。
1,500m付近で、大きく二つに谷が分かれる。その右側(右俣)を行く。(釜谷山からの下山は左俣からとなった。)橋本君は、このような雪の上を歩く経験がないように聞いていたが、さすがスポーツマンであり、日頃鍛えた足腰で必死に頑張っていた。長勢君は相変わらず、我々が頼りないのか、先へ先へと行ってしまう。北ちゃんと私は、お互い顔を見合わせながら、マイペースで行く。
長勢君を先にやり、ちょっぴり休息タイムという事にし、谷の真中で足場を作り腰を降ろしていた所へ、かなり上から円盤のような大きさの岩が勢いよく落ちて来た。どのコースを辿るか緊張が走ったが、結果的に橋本君の2m横を通り過ぎて行った。降ろしたリックで止めようと思ったという橋本君の発想には、聊か何をか言わんであったが、実際直撃されていたら、自分はどうしたかと思うと背筋に寒いものが走った。
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まだまだ先は長い |
息が上がって休憩! |
大きな岩が落ちて来る |
急斜面でポーズ! |
あんなに良いお天気であったのに、右俣上部中間辺りから、ガスが出始め、稜線に達した頃には、全くガスの中になってしまい、後立山の山々どころか、楽しみにしていた剱岳の一部さえ見る事が出来なくなってしまった。
稜線に出てから、距離で2キロくらい標高差にして200m弱くらいある。展望も利かず楽しみのない稜線歩きとなってしまった。猫又山でも、写真を撮るくらいで、すぐに釜谷山に向かった。
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登って来た所を見下ろす |
上部ほど急になる |
稜線に出て山頂へ |
ガスに覆われてしまった山頂 |
■■■ コースタイム ■■■
高岡4:25=魚津5:05=発電所(5:35~55)=釜谷出合(7:20~35)=大猫山直下(8:25~40)=稜線(10:45~55)=猫又山頂上11:40=釜谷山頂上(12:50~14:25)=鞍部14:35=谷合流15:20=アイゼン脱着15:55=発電所(16:45~17:00)=高岡18:45
■■ 同行者 ■■
「北ちゃん」・長勢君・橋本君