元   さ   ん   の   山   紀    行
奥 大 日 岳(2,605.9m)
<富山県立山町・上市町>  平成22年08月23日



途中で出会った岐阜の悠女史と共に奥大日岳で・・








今回目指す奥大日岳を望む。 雷鳥坂との分岐 シュンちゃん御一行を見送る。


何故かチングルマに心を奪われて・・ 室堂乗越を目指して・・ 穏やかな山頂への稜線。


悠女史を吸収して・・・ 剱岳が望める。(室堂乗越) 雷鳥沢キャンプ場と立山方面


ソーメン滝と立山高原ホテル(天狗平)


快適に山頂を目指す。 もう一つピークを越えなくては・・・ 大日小屋が望める。


剱岳をバックに・・・(山頂少し手前で・・)


トリカブトを撮る「北ちゃん」 ハクサンフウロ もうすぐ山頂。


山頂直下に俵先輩がおられた。

再会を約束して固い握手を交わす。
(奥大日岳山頂宴会にて・・)
大日小屋を目指す悠女史が、
ガスの中に消えて行った。
久し振りの奥大日岳に、
雄叫びを上げる「山ノ神」



  =元さんの戯言・呟きから=
8/23 好天続きと富山県民感謝デーが伴ってであろうか、立山駅は、月曜日であったのにかなり込んでいた。その煽りを食って、予定より40分遅れのスケジュールとなってしまったが、そこには馴染みの顔が幾つもあった。俵先輩がいた。剱岳へ向かうシュンちゃん御一行とも出会った。ミネ君とも・・・

 そんな中で、「元さんでないけ・・・」 と声を掛けて下さったのは、高岡ハイキングクラブの牧野氏。同氏は、いろいろな情報や、激励のメールを送って下さる大事な方。しかし、お会いしたのは、ずっと以前、元日の二上山で、擦れ違い様に、ちょっと声を掛けて下さった事があっただけで、お顔はよく覚えていなかった。今回は、単独ながら剱沢や雷鳥沢で、3~4日をテント泊で過ごされるという私から見れば豪華な山行らしかった。美女平~室堂間のバス中を、ご一緒させてもらい凄い山の話を含めいろいろと教えてもらった。

 浄土川を渡った所で、剱岳を目指すシュンちゃん御一行4名を見送り、我々3名(北ちゃん・山ノ神と私)は、室堂乗越を目指した。今日は、「急かさず ゆっくり山を楽しむ。」 が最初からの約束事で、歩いてきた道を振り返り、時にはよそ見をし、風車化したチングルマと戯れたり、立山三山の山並みの展望、そして、弥陀ヶ原を走る高原バスを眺めたり、思い思いの楽しみ方を満喫していたかの様。。

 いつしか目の前に妖精のような女性が現れた。誰ともなく声を掛けて一緒する事になったが、その女性は、ギターを見に(聞きに)、大日小屋に泊まるのだと言う。何か胸に秘めて歩いているように感じられたが、「山ノ神」「北ちゃん」「元さん」 と、こちらが名乗ると、いっぺんに雰囲気が和らぎ、多治見(正確には可児市)からやって来た「悠女史」と分かり、奥大日岳まで、我がパーティーの一員となられた。

 縦列で歩いているから、最後尾の私まで、何を喋っていたかは伝わって来なかったが、女同士で、かなりプライベートの事まで話されていたようだ。剱岳を右手に眺めながらの稜線歩きは、時折、すーっと流れる風を肌に感ずれば、汗を流せども、正に別天地である。しかし、その展望も奥大日岳直下の平地で休んでおられた先の俵先輩とお会いした頃は、もうガスに覆われてしまった。

 それでも、山頂で約束通り、ゆっくりの昼食となった。悠女史も加わり賑やかな一時であったが、喋り過ぎなのであろうか、その割には、食べる量が少なかった。実際、山ノ神はフライパンを持参しながら、コンロに火を点けなかったくらいであるから・・・・

 大日小屋に行く悠女史を先に見送り、我々はのんびりと室堂乗越・雷鳥沢に降った。予定していた午後4時のバスにはとても届かず、4時半もダメ。結局乗れたのは午後5時の室堂発のバスであった。もうちょっと、早く帰りたかった 「北ちゃん」 には、悪い事をしちゃったが、楽しい一日であった事には違いなかった。






 ■■■ コースタイム ■■■
  高岡5:30=立山駅(6:45~7:40)=室堂(8:50~9:05)=雷鳥沢(9:40~45)=室堂乗越10:35=奥大日岳(12:00~13:40)=室堂乗越15:00=雷鳥沢(15:50~16:00)=室堂(16:45~17:00)=立山駅(18:20~40)=高岡20:00 

 ■■■ 同行者 ■■■
        北ちゃん・「山ノ神」  (途中、悠女史)