元   さ   ん   の   山   紀    行
奥 大 日 岳(2,605.9m)
<富山県立山町・上市町>  平成30年09月03日~04日



好山病キャンプに、周さんが参加してくれました。
そして、池田氏が奥大日岳に参加して下さいました。






立山駅で池原氏とハマちゃんにお会いで来ました。 室堂スタートです。


今回は、みくりが池経由ではありません。 ここから左に入ります。


このルートでは、初めての方もいました。 立山とチングルマ。


こんな所もありました。 上に出れば、一の越・雷鳥沢線に繋がります。


前方は、これから登る奥大日岳です。 いつもより、反対側からキャンプ場に入ります。


5人4張りのテントです。(贅沢なキャンプです。)


テントを張り、これから奥大日岳に向かいます。


再び、浄土川を渡ります。 浅山君グループとお会いしました。


快適に進みます。 チングルマが気になります。


汗を掻く所もあります。 ちょっと休憩! 


オヤマリンドウ 山頂手前で、池田氏の雄叫び!


僅かな滞在だったけれど、まずは乾杯です。


下山開始です。 ようやく、剱岳の全容が見えて来ました。


快適な登山道です。 室堂乗越で、ちょっと休憩!


早く飲みたくて急いでいます。 ようやく、浄土川に出ました。


日帰りの池田氏と、ここでお別れです。 「サヨウナラ」 年齢を感じさせない池田氏です。


乾杯です! ギョウザ焼きに徹する「ねぎちゃん」


ワイワイ ガヤガヤです。  これが楽しいのです。


お酒も食料もいっぱい。食べても食べてもあります。


ギョウザは、人気がありました。


陽が傾き始めました。


明日は台風がやって来る前日、束の間ではありますが、至福の時を過ごしました。






迷い込んで来られた中国の方。喜んでくれました。 テントの中で二次会です。


台風21号接近のため、早々に退却を決め込みました。


このような時間に室堂へ向かうなんて初めてです。 コーヒータイム後、自然保護センターに寄りました。


室堂発9:20のバスに乗りました。 偶然にも、昨朝お会いしたハマちゃんです。









  =元さんの戯言・呟きから=
9/1 9/3~9/4は、好山病キャンプ山行。しかし、今年は集まらない。そして、連日の雨。台風の接近。行き先を決めるにも難儀。ここに来て、予報が上方修正されたかに思えるが、まだ予断を許さない。でも行く。灯火を消さないためにも必ず行く。

9/2 「それでも行くのか?」 と問われそうだが、好山病重症患者達は行く。今のところ、一日目は大丈夫のようだし、何と言っても、その晩(雷鳥沢)の宴が楽しみである。「山の空気」をいっぱい吸って、満天の星を眺める。そのようなシナリオ通りにいけばハッピーなのだが・・・

 好山病メンバー3名に、ゲスト1名の少人数であるが、ここに来て、何とか段取りを付けてやって来てくれるメンバーが出て来そうだ。来れなくても、そのような意思表示をもらっただけで嬉しくて仕方がない。台風なんか何処かへ行っちゃへ・・・。



9/3 午前5時前に電話が鳴った。「私も同行したい。泊まるわけにはいかないが・・」 池田氏であった。賑やかになるから大歓迎! そして、皆との約束時間と場所を伝えた。待ち合わせ場所のアルペン村午前6時に、ねぎちゃんもやって来てくれて、いっぺんに盛り上がった。立山駅で池田氏と合流。そこに、イケさんとハマちゃんとバッタリ。こんな事は、なかなかないので、無理矢理写真に収まってもらった。

 室堂に着けば、重荷は雷鳥沢キャンプ場までである。それではと、池田氏の提案で、みくりが池・雷鳥荘ルートではなく、一の越向かって、室堂山荘の先を左折して、一の越下から雷鳥沢に出るルートと合流するルートを行く事になった。登山者も少なく、静かで快適なルートである。私は、三山縦走で雷鳥沢に戻る時に、時々歩く事がある。

 泊まるのは、池田氏を除く5人。そして、テントは4張という贅沢なもの。それは、テン場が近いという事があるが、皆強靭であるからに他ならない。以前、朝日岳に出掛けた時も4人で3張であった事を思い出す。今回は、台風接近だけに、いつもより、張綱の点検を怠らなかった。管理棟に届けを出して、奥大日に向かう。私は、7月8月、今回と今年は3回目となった。

 テン場発が午前10時55分。このような時間からだと、上昇気流の関係か剱岳を望める機会が少ない。しかし、あれやこれやと話しながらの歩きだから結構楽しい。時々であるが、剱岳の全容といかないまでも、姿を見せてくれたのである。でも、山頂では、真っ白でその姿はなかった。でも、泊まるのであるから、当然の事ながら乾杯である。

 往路も復路も2時間前後であったが、皆が舌を巻いたのは池田氏の俊足ぶりである。スイスイと行かれるのであるから魂消てしまう。「元気さの確認・披露」の一人舞台だったような・・・。 でも、泊まられないのだから、別れなければのである。それでも、雷鳥荘に向かってのあの階段をスイスイ行かれるのを見守った。

 今回の楽しみでもあった宴会が始まった。例の如く、次から次と出て来る食材に、持参した物が、なかなか出せないというジレンマがあったが、もうどうでも良くなって、飲み物と一緒に、胃袋の中に流し込んでいた。歩いた後は、少々のアルコールを頂いても酔いは少ないように思う。何故なんだろう。アルコールは水分ではないハズなのに・・。

 台風接近を匂わせる雲の流れやその形に不安があったが、青空が広がったり、星が輝いたりすると、ついつい薄らいで行くような感じであった。薄暗くなった頃、テントの張綱に足を引っ掛けてフラフラになった女性が現れた。剱岳の帰りらしく、道に迷ったと言われるのである。足が遅いのもあるが、仲間は先に行ってしまったとの事。日本在住の中国人のようであった。

 「先に行ってくれ。」 と言ったのかもしれないが、放って行ってしまうなんてとんでもないと思ってしまった。お腹も空いていたらしく、我々が、「食べろ!」 と言ったものを全て食べたような気がする。日本語は上手だったからか、泊まる所を見付けていたようで(雷鳥沢ヒュッテ)、我々一人一人に、ハグをして、灯りの見える方向に歩いて行かれた。

 飲んでも飲んでもキリがないと言うものの、何だか寂しいので、テントの中で二次会となる。明朝のスケジュールは、起きてみないと分からないとなったが、やっぱり強い風になかなか眠られなかった。

 



 ■■■ コースタイム ■■■
  一日目
 高岡5:00=アルペン村6:00=立山駅(6:30~7:20)=室堂(8:30~45)=雷鳥沢(10:00~55)=室堂乗越11:35=奥大日岳頂上(12:55~13:35)=室堂乗越14:45=雷鳥沢15:30  

 二日目
 雷鳥沢6:40=室堂(7:55~9:20)=立山駅10:30=城ケ平山へ・・・

 


 ■■■ 同行者 ■■■
        ねぎちゃん・マキちゃん。周さん・「山ノ神」・池田氏(一日目だけ)