元   さ   ん   の   山  紀  行
大倉山(1,443㍍)カクレ山(1,325m)
<富山県上市町・魚津市> 平成20年04月07日







大倉山頂で、一日中、飽きるくらいに剱岳を眺めていた。





雪のない林道を行く。 雪が少なく、ブッシュに悩まされる。 稜線に出れば視界が開ける。


前方の山頂に向かって・・ 剱岳を眺めながら・・ 山頂でも剱岳を眺められる事を
祈りながら・・


雪質は緩んでいた。 先行する吉尾氏。 剱岳が見えて気分が良い。


トレースがあり、楽な歩き・・ どれだけ見ても、飽きない剱岳。


雪庇もなく・・ この斜面を登れば、もう一つだけ・・


最後の登り。 曇りがちでも、剱岳がはっきり望めた。


山頂に着けば必ずテーブル・ベンチを造らなくては・・ 今日は、3人用。


毛勝の山々をバックに(山頂で) 素晴らしい展望に酔いながら・・


つづく






「4/7コラム(山つれづれ・・・より)」

 ■ 4/7 雨の予報で、やむなくキャンプを中止としたが、雨降る前に大倉山に出掛けた。15分のロスを覚悟して、桑首林道への車の乗り入れをしなかったのは、帰りに、フキノトウを採るためでもあった。

 ある程度の高さになれば、雪量も豊富であるが、下部では、本当に少ない。その煽りを食って、稜線に出るまでは、小枝が結構煩い。しかし、眺望は素晴らしく、一日中、剱岳や毛勝の山々を中心に、イヤと言うほど見入ってしまった。お天気の時に来ても、必ずしも、剱岳が見えるというものではなく、その点では、とてもハッピーであった。

 山頂では、大展望を前に、いつものように、シェルターを作ったのであるが、私の分(ノンアルコールビール)を忘れて来たというので、この機会に1時間あまりの猶予をもらって、カクレ山に行く事にした。

 濁谷山に向かって、だんだん小さくなっていく剱岳、逆に大きくなっていく猫又谷や駒・僧ヶ岳を楽しみながらルンルン気分であった。1ヶ所、イヤな雪庇を越えるのに、ピッケルを出したものの、高度を下げる以外問題はなかった。でも、ふと思い出したのは、この辺は、「熊の多いところ」 が、脳裏を過ぎり、思わず大声を出しながら歩いてしまった。

 記念の写真に時間を費やしてしまい、遠目で大倉山頂から見下ろす、吉尾氏と「山ノ神」を意識しての登り返しは、大汗を掻いてしまった。1053mからの下りでは、やはり「山ノ神」が、四苦八苦したのであるが、時間的には、そう遜色のあるものではなく、林道歩きでは、袋がいっぱいになるほど、フキノトウを積み、車に戻る頃に小さな雨が落ち出した。。  ■
 




 ☆☆☆コースタイム★★★

高岡=林道入口7:25=登山口8:25=721mの石標8:45=1053m稜線(9:40~45)=大倉山頂上(11:30~12:50)=カクレ山(13:25~30)=大倉山(14:05~30)=登山口16:25=林道入口(17:40~55)=高岡

   ■■■同行者■■■
          吉尾氏・比佐恵