元   さ   ん   の   山  紀  行
大 倉 山(1,443m)
<富山県上市町・魚津市> 平成25年03月04日













前週に登った尻高山は左。右は、白倉山。



































   元さんの戯言・呟き

3/4 予期せぬ「北ちゃん」の参戦で、大倉山行が俄然楽しくなった。夏道を通らず周遊案を引っさげて、林道分岐から杉林の急斜面に取り付く事になる。今日は起きた時から、体調が優れない上に、万が一の為に、ピッケル、そして、一眼レフに重い三脚までを担いだので、始めから足が重く、北ちゃんにラッセルをお願いする事になった。

 高度を上げる度に大展望が広がり、次第に樹氷がきれいになっていった。クラストした斜面に新雪が積もるややこしい雪は、時間の経過と共に、疲れを感じるようになっていった。登山口方面にトレースがあったので、1,053m付近の合流地点から、そのトレースを期待していたが、途中で止めたのであろうか、ずっと、新雪の上を歩かなければいけなかった。

 「トレースの上を歩くのは・・」 などと豪語していたけれど、3~4時間を経過すると、やはり何処かに無理が来る。ズルッといったり、嵌ったりすると尚更である。「午後からの展望は期待出来ない。」 と思っていた事が、目の当たりに迫ってくる。

 何だか怪しげな雲が覆い始めて来たのである。1,300m辺りからは、あの青空の世界が、白の世界と変わってしまったのである。例えが悪いかもしれないが、まるで、「青春」が「白秋」となるようなものである。

 疲労困憊となった私に合わせるかのように、「元気者の北ちゃん」 までが、疲れたという顔になった。(本当は、まだ余裕があったのでしょうが・・) 広い山頂に立ってからは、「山ノ神」が俄然元気になり、私の荷を担いで、サッサと山頂(三角点)に向かって行くのには少しビックリ・・・

 蓬沢・剱橋付近で車から離れたのが、午前7時5分、スノーシューを履いたのが7時15分。山頂でシャベルを持ったのが、なんと午後1時5分であった。途中、あんなにきれいに見えた剱岳はおろか、猫又谷でさえ半分程しか見えなくなってしまった。記念撮影時などは、何も見えなくなってしまった。

 下山時刻が、午後2時半を回っていた事もあり、下山時に予定していた、山頂から、1,058  1,001  953.5の標高点を経由するルートを諦め、復路は往路と同じとする事にした。山頂から離れると、またまた青空が広がりつつ、車に乗ってからは、もっと良くなったのであるが仕方がないことである。





 ☆☆☆ コースタイム ☆☆☆
  

   ■■■ 同行者 ■■■

              北ちゃん・「山ノ神」