元    さ    ん    の    山    紀    行
大地 (1,167m) 初雪山 (1,610m)
<富山県 朝日町>  平成25年03月25日








9:22  1,143mの手前の崩落現場。 9:53  1,223mを過ぎた所の
亀裂を避けて谷側に迂回す。


迂回して、上に出たら、越えられなく、
また、谷側へ降りた。
9:57  やたらと切れており、
何処が安全か手探りの状態であった。


10:17  全く分からなくなり、GPS頼りとなる。

11:11  スキーのトレースが消え、全く分からなくなったので、自分の足跡を頼りに引き返してきた
という長津君に遭遇。「再度挑戦をしよう。」と、半ば強引に誘った。


11:46  GPSだけが頼り。山頂ポールが目の前に現れるまで全く分からず。


11:50~55  初雪山頂到達。
何も見えないどころか、右も左も分からない状態で、早々に退却を決断した。   




一時は、視界がゼロ。GPS頼りとなった。


12:15  全く分からないから、離れるとやばくなる。

12:27  ますます分からなくなる。  

12:45 行くしかない。



12:48~56  再度難所に差し掛かる。






14:05~15:10  結局は、食事を取った所は、下山時の大地を過ぎ鍋平よりももっと下の風のないところ。
下山時は、ずっと、一緒だった長津君を強引に食事へ誘った。でも、彼は結構喜んでくれたようであった。




本当にお腹が空いていた。
宮ちゃん特製のラーメンは美味しかった。


15:30   鍋倉三角点を通過!









  元さんの戯言・呟きから

3/25 娘・孫がやって来るのに私は、その迎えを「山ノ神」に託し、のほほんと山に向かった。宮ちゃんとの山行は、2~3年程なかったように思うが、初雪山となると6年ぶりであった。宮ちゃんのカンジキトラブルがあったが、それでも、大地まで3時間は掛からなかった。

 始めは曇りがちであったが、大地山頂では、全くのホワイトアウトとなり、GPS頼りで初雪山に向かった。大地を踏んでから、「いつ止めてもいいよ!」 と言っても「止めよう。」と言う返事がなく、進む一方であった。1223mのピークなどは、雪庇が崩落している事もあったが、南側に巻く感じで通過する事となった。

 実際は、何処を歩いているのか分からないというのが本当のところ。視界が良い時で20mくらい。その内、堅強な宮ちゃんの足が攣るアクシデントに見舞われる。致し方ないので、私のスノーシューとカンジキを取り替える事とした。

 この悪天に先行者がいると思っていたら、朝日町のN君であった。スキーのトレースが無くなり、何処がどこだか分からなくなり、戻って来たという。そんなN君に、私達は、今一度山頂チャレンジを強要してしまった。

 白金の頭との分岐地点に達した時が一番分からなくなり、GPSだけが頼りとなった。山頂へのちょっとの降りも疑心暗鬼であったが、恐る恐る進み、山頂のポールに至るのでも、4~5m前で、やっと分かるという状態であった。

 ホワイトアウト状態に風・雪が伴い、冷たく痛いだけで、山頂に達した喜びは、すぐには湧かなかった。シャッターを切ってもらう為に、N君を連れて来たような感じであったが、彼も意外な程にGPSの威力を感じたに違いない。

 ターンして戻る事になったが、再び白金ノ頭との分岐付近で方向が分からなくなってしまった。その後も幾たびか、GPSに頼らざるを得なければならなくなったが、黙々と歩いた。あの吹き付ける雪では、昼食を取る事も出来ず、結局は、大地山頂を通過し、鍋平よりも、もっと下部の風が当たらぬところで穴を掘った。

 それまでも、ずっとN君と一緒で、宮ちゃんの作ったラーメンとコーヒーを一緒してくれた。6年前も、同じ山の同じ所で会った事を懐かしく語り合った。あの時は、我々が先行していたハズ。変なおばさんに出遭った時でもある。 ホワイトアウトで、初雪山の全容を見る事も出来なかったが、あの雪庇の崩落や雪量の減少では、初雪山の賞味期限が終わったような印象であった。






  ■■■ コースタイム ■■■

 夢創塾6:00=赤松6:40=638m7:05=鍋倉三角点7:35=大地頂上(8:55~9:00)=1,223m9:45=長津君と遭遇11:10=白金の 頭との分岐11:35=初雪山頂上(11:50~55)=1,223m13:00=大地頂上13:45=940m食事処(14:05~15:10)=鍋倉三角点15:30=夢創塾16:25  

  ■■ 同行者 ■■
             宮ちゃん