元   さ   ん   の   山  紀  行
大 地 山 (1,167m)
<富山県 朝日町 > 平成19年02月26日








初めて夢創塾から・・・ 2月なのに登山道に雪が無い。 638m付近で、ようやく雪が現れた。


足下も軽やかに・・・ ちょっと、一息つく。


真っ青な、空に向かうような感じで・・・ 大地から剱岳を望む。


大地から初雪山を望む。 大地から犬ヶ岳を望む。






「2/26 コラム(山つれづれ・・・より)」

2/26 徹底抗戦のハズであったのに、いつの間にか「大地へ行くかね・・」になってしまった。私には、「山ノ神」を連れていけない計画があったのだが、それを断念しての苦渋の決断であった。「山に行っても、喋ってやるもんか」 などと思っていたのであったが、そうはいかないのだから、これが夫婦というものなのであろうか!

 今まで、私の大地・初雪山には特別の思いがあった。「大地まで、登山道が出来た。」 と聞いた時、「何で・・・」の思いから、そのルートは、あえて選んだ事はなかった。大平川を遡っていた頃は、初雪山は、まだ多くの人達に知られていなかったが、今では山名の美しさと、ネットの威力が、全国区にさせてしまっているようである。

 暖冬・少雪の今年は、特別としても、黄砂が届かない内に、または多くの方々が、山中に入り込まない内にの思いが強くなって来ている。それは、私の休日が、皆様の翌日になる事が多いから、尚更なのかもしれない。

 背に腹は代えられなく、今日は、その夢創塾からのルートを選んだ。出発前に交わした塾長との挨拶、登ってみれば、なかなかの登山道の整備とその展望、今まで抱いていた夢創塾ルートのわだかまりが、いっぺんに払拭されてしまった。

 次週の偵察を兼ねた今日の山行であったが、乾いているから良いものの、降雪・降雨の後に、この急登を重荷を背負って、登り切る事が出来るのであろうか?そして、降る事が出来るのであろうかと思ってしまった。

 しかし、好天に恵まれた今日の展望に、その事も皆忘れさせるように、大地の山頂へと、我が心は吸い込まれるようになっていってしまった。最近は少々元気を失いかけている私であるが、この雪の状態と意外な程の快調さに、2月末とは言え、初雪山に届きそうな勢いであった。しかし、”お荷物を担いでの山行” 故、そうともいかず、「ビール飲みだけが山の味わい」 と言っても過言ではないという ”お荷物様” を、大地山頂に置いて、少々初雪山方面へ、足を延ばしただけに留まった。

 それでも、一日中、剱岳や毛勝の山々を眺められた事に感謝しながら、悔いの残らない山行となった事には違いなかった。




 ■■■ コースタイム ■■■
  夢創塾(6:30~55)=赤松(7:20~25)=638m(8:15~20)=鍋倉三角点(9:15~30)=大地頂上(11:20~14:05)=鍋倉三角点(15:25~30)=夢創塾(16:55~17:20)

 ■■■ 同行者 ■■■
            比佐恵