元   さ   ん   の   山  紀  行
大 地 山 (1,167m)
<富山県 朝日町 > 平成21年01月06日




積雪が少なく、まるで大地の雰囲気のない山頂で・・・


少し、地下に潜った感じになった食事処。 頑張った二人。




夢創塾を出発! 始めから急登。滑って難儀! 赤松でスノーシュー装着!


638Pを通過! いつもなら隠れている笹を避けながら・・ 鍋倉三角点では、ちょっとの展望があった。


夏道に沿ってのトレース。 小枝が煩かった。 次第に降雪も加わる。


温かい天ぷらそばに救われる。 やきとりも温めると美味しい。 払っても払っても雪が積もる。


寒い山頂から退散! 小枝を縫うようにして・・・ 「暗くならない内に・・」と飛ばし気味


ちょっとだけ、大地らしいところ? 相変わらず小枝を払って・・ 幾つものアップダウンあり






「1/6 コラム(山つれづれ・・・より)」

1/6 今日の山ノ神は頑張った。半分以上は先頭を担った。行く先を「大地」 と決めたのは、昨夜になってからであったが、この時期、とても大地山頂まで届くと思っていなかった。お天気も然る事ながら、日照時間や雪量の事を考えると、当たり前の事である。

 第一目標を、鍋倉山としていたが、2時間でクリア。しかし、お天気は、予報に反してだんだんと悪くなっていくし、雪不足から、ヤブが煩くなっていく。新たな雪が積もっているが、夏道に沿ったトレースがあり迷う事はなかった。

 密かに大地山頂を狙っていたが、士気低下に繋がると考え、せめて、「大地の山域と呼ばれる所まで入ろう。」 を提案し先に進んだ。雪が降り始め雨具を纏う頃から、山ノ神は、「展望もないから、いい加減に止めよう。」 と提案し始めた。それが顕著になったのは、テン場として使われる標高980m付近であった。

 私は、逆に、「時間は、まだたっぷりあるし、展望が望めないから、せめて山頂に立ちたい。」 としたが、その時から、山ノ神のペースが上がった。「これが大地か!」 と思うヤブ中で、新雪を踏み締め、しかも、雪が強く降り出したのに、山ノ神はドンドン先に行ってしまったのである。(怒るとこうなるのである。) こちらの方が、荷が小枝に遮られたりして、ペースダウンの有り様。

 GPSがなければ、何処が山頂か分からないほどのヤブ林の中で、ボー然としてしまった。大好きな大地であるが、あまり美しくない姿も見ておくのも良いのかと勝手に呟いてしまったが・・・

 下に降りて食事を提案したが、今度は山ノ神が、「どんな事で視界が広がるか分からない。」 と言い出したので、それを受け入れ、山頂での食事処を造る事になった。フワフワの雪では、なかなか纏まらなかったが、深く掘ってタープを低くして、その中に潜り込んだ。幸い風も弱く、温かい物をお腹に入れて寒さを凌いだが、「細蔵山に匹敵する程の寒さじゃない。」 の言葉まで出るくらいやはり寒かった。

 飲み始めた山ノ神は、「私は山頂は、どうでもよかった。」 「ねぎちゃんも止めようと言うと思っていたのに・・・」 などと零していたが、「この時期、大地に登れる事は少ないのだから・・・」 「自慢してもいいから・・」 などの言葉で、次第に平穏になっていった。

 寒さの中で、記念写真を撮る事となったが、「何処のヤブの中で撮った写真なのか?」 と言われるのではないかと、大笑いしたが、「行った者だけが分かれば良いのでは・・」 とお互い顔を見合わせ納得のように思えた。




 ■■■ コースタイム ■■■
高岡5:25=魚津IC(6:20~30)=夢創塾(7:10~35)=赤松(8:25~35)=638mP9:00=鍋倉山(9:35~40)=大地山頂上(11:50~13:35)=鍋倉山(14:35~40)=638mp15:05=赤松15:20=夢創塾(15:55~16:05)=魚津IC=高岡

 ■■■ 同行者 ■■■
            「ねぎちゃん」・「山ノ神」