元   さ   ん   の   山  紀  行
大 地 山 (1,167㍍)
<富山県 朝日町 > 平成27年02月03日




執念で登った35回目の大地山。





朝日小川第2発電所からのスタート。


夢創塾からビッシリ雪が着いていた。 500m付近の赤松から、小川・黒部方面を眺める。


638mのピークを目指して・・ 638mのピークから一旦降りの登り返し。


ブナ林の中を行く。 鍋倉三角点に、ようやく到達。




お腹が空いた標高900m付近で、少しばかりの腹ごしらえ。


鍋平付近の上部を通過・・・


標高990m付近で、登頂を諦めた「山ノ神」の為に待機所を設営。


風雪や寒さに耐えられるよう縦穴を掘ってタープを張った。


「山ノ神」が待機しているタープを見ながら山頂に向かった。


雪庇は発達していたが、それほど怖いと思う程で無かった。


山頂への最後の稜線を振り返る。


時間も展望も無い大地山頂には、僅かな滞在となった。


雪庇を気にしながら・・・ タープを撤収して、一気に降る事になる。


トレースのない所を気持ちよく歩く。 鍋倉山から鍋倉三角点に向かう。






  元さんの戯言・呟きから

2/3 保育所の送迎を免除された。そうなれば、「大地山に行かなければ・・」 となる。夢創塾からの急斜面にも、雪がビッシリと着いており、好条件かと思われたが、始めはモナカ雪、そして、雪が深くなっていった。何せ、鍋倉山まで3時間15分を要してしまったのだから、その歩きぶりが分かるというもの。

 「いつ止めてもいい。」 と言う「山ノ神」を振り切って、先に進むのは言うまでもない。雪量が多いせいか、いつもの雰囲気と違うように思える事がしばしば・・。急登と思える箇所が、そうでもなく、楽に歩けると思う所が、意外にも足がもたついたりした。

 「もう歩けない。」 と「山ノ神」が言ったのは、午後0時30分。鍋平(970m辺り)より、ちょっと上がった山頂付近を望める所で、風雪を凌げるように、背丈ほどの穴を掘って、タープを張り待機場所にして、私だけが山頂を目指す事になった。その間20分間。

 設営用具や炊事用具を外せば、水を得た魚のように(笑)に足が動いた。海側の展望はあっても、山側は全く展望がなかったが、それでも、何枚も写真を撮りながら歩いた。以前、踏み抜いた事のある雪庇箇所では、慎重になったが、雪量が多いだけに怖くはなかった。990mからの歩きであったが、40分で山頂に達する事が出来た。

 山頂滞在は5~10分。すぐに降りた。何せお腹が空いてどうしようもなかったからである。降りるのは早いもので、15分もあれば充分で、カップ麺に有り付けた。降り始めたのは、午後2時20分だったから、またヘッデンのお世話になるのかと思っていたが、「山ノ神」の踏ん張りに2時間で夢創塾に辿り着いたのである。もちろん、その先に林道歩きがあったが・・・





 ■■■ コースタイム ■■■
 朝日小川第2発電所6:55=夢創塾7:20=638m9:15=鍋倉三角点(10:15~20)=900m付近(11:30~50)=990m付近の待機所(12:25~50)=大地山頂上(13:30~40)=待機場所(13:50~14:20)=鍋倉三角点(15:00~05)= 

 ■■■ 同行者 ■■■
                   比佐恵