元   さ   ん   の   山  紀  行
大 地 山 (1,167㍍)
<富山県 朝日町 > 平成30年03月06日







朝日小川ダム6時40分スタート。 ダム湖を右手に見ながら・・


阿造谷橋を渡り相ノ又トンネルへ・・ くろべ平へ直登


杉林の中を行く。 621mピーク稜線への最後の登り。


稜線歩きが始まった。 「山ノ神」苦手な狭い稜線を行く。


難所?を突破して、750mに近付く。 750m地点から初雪山を望む。


夢創塾ルートと合流してすぐの所。 「山ノ神」頑張る。


クラストしていて登りやすかったのだが・・・ 変わった感じの風紋。


私は、こんな雰囲気が好きなのである。


標高950m辺り(通称・なべ平)を行く。 大地山頂までもう少しである。


降雪の後だけに樹氷がきれいだった。


初雪山にガスが掛かり始めた。 一方、平野側は晴れている。



前日は、一日中雨だったらしく、降雪もあり、トレースがなく神秘的であった。




山頂はガスの中。展望は全くなし。




山頂までやって来なかった「山ノ神」を見付ける。


山頂はダメだったが、下界を見下ろす光景は素晴らしかった。



山頂から少し降りて、標高1,000m辺りで休憩。




  元さんの戯言・呟きから

3/6 娘に時間をもらった。朝の送りの免除である。夕方もと言ってくれたが、来週も再来週も大地詣を続ける予定なので、午後5時までに高岡に戻るとして出掛ける事になった。朝日小川ダムからのルートを選んだ。まだ完全でない身体故、ゆっくり歩くには、こちらの方が良いのではと思ったが、左程違いはない。

 発電所を過ぎてから、くろべ平まで雪が着いていたので直接その斜面を登った。ショートカットになるのだが、「山ノ神」は、下山路としては選ばせてくれなかった。 ゆっくり歩いた。ある程度は「山ノ神」に先導してもらったが、621mピーク横からの稜線に出てからは、失速してしまい例の如く、何処で食事処とするかを模索し始めたのである。

 私としては、今年初めての大地。そして、始めはモナカ雪気味であった雪質が、クラスト状となり、スノーシューの刃がアイゼンのように雪面に食い込んで小気味よく歩きやすかった。またしても騙されたかと思っていたお天気も、だんだんと青空が広がって行く状態で、何で途中で止めなければならないんだと思ってしまっている。

 「山頂で、雪庇との写真を撮って欲しいから・・」 と言えば、「セルフタイマーがあるじゃない・・」 と一向に意欲が上がらない「山ノ神」に、そんなら来なければ良かったじゃない・」 とか、「始めから別行動なら・・」 とかを何度も口にしようかと思ったが、ここで諍いをしても何にもならないという事は重々承知!

 1000m超辺りから、「山ノ神」の姿が、後方に捉えられなくなった。「何処かに穴を掘っておいてくれ・・」 と言ってはいたが、こちらとて時間がないのである。何度も何度も立ち止まっている関係上、5時間は経っているのであるから・・・ とにかく山頂まで行ったのであるが・・・ 全く何も見えない。風こそあまりなかったが、立ち木が煩そうに立っているのが印象的だった。山頂の雪量が少ないのかもしれない。

 何が何だか分からないまま、唯、山頂の証拠写真を3枚撮って下山した。少し高度を下げると、樹氷と白い山肌がとてもきれいであった。山頂だけがガスに覆われているのであるから、凄く残念であった。雪壁も作らないで腰を降ろしている「山ノ神」を発見! 何が何でもビールの人である。何が何でも山頂への自分とあまり変わらないのかもしれない。

 シャベル・ガス・コンロなどは、全部私が担いでいるのだから、仕方がなかったのかもしれないが、陽が差しているといっても、風が通るところである。私は、もっと、下がった所で簡易的な穴を掘った。簡単な食事とコーヒーといっても、穴掘りの時間を加えれば、あっと言う間に時が過ぎていった。でも、何とか、午後3時半過ぎに、車に戻れたから事無きを得る事が出来た。





 ■■■ コースタイム ■■■
  朝日小川ダム6:40=くろべ平(7:45~50)=621mの稜線9:00=750mの左折地点(9:40~50)=夢創塾ルート分岐10:05=大地山頂上(11:50~12:05)=1,000m休憩地点(12:20~13:15)=750m地点(13:50~14:00)=621m附近14:20=くろべ平14:50=朝日小川ダム15:35

 ■■■ 同行者 ■■■
            比佐恵