元  さ  ん  の  山  歩  き
大 辻 山 (1,361㍍)
<富山県  立山町、上市町> 平成19年12月04日





 昨日は、長勢君「越中の百山 123座」完踏を祝って、eiko女史のアトリエで祝賀会となった。翌朝、連休の我々は、その足で、大辻山へ向かう事にした。昨日の二子山では、全く雪がなかったのであるが、立山町・芦峅寺からは、雪が混じり、国少の家付近では、10cmの積雪となっていた。

登山口近くまで車を入れた。 今日は、空身で・・・ 荷は私が担ぐ事に・・


トレースがなくても快調に・・ a.m.11:05 ⑥番で ⑧番から⑨番までは、雪の付きが悪い。


⑨番・北尾根との分岐で。 山頂へ、もう一息 ⑩番から降って山頂へ


a.m.11:50 大辻山頂に到着! ジャンプしたのであったが・・ どんなに寒くとも、儀式は怠らない山ノ神
 



「1/7コラム(山つれづれ・・・より)」

12/4 一夜明けた宴会々場から、眠い目を擦りながら、手短な大辻山に足を向けた。芦峅寺からは雪となり、立山国少の家付近では、積雪が10cmを超えていた。スリップしながら、結果的には、長尾峠下の通常の登山口付近まで、車を入れる事が出来た。 (積雪15~20cm)

 降りしきる雪の中のスタートで、しかも、午前10時頃であったから、荷は一つに纏め、スノーシューとカンジキも、ザックに括り付けた。寝不足とお天気の悪さから、なるべく行動時間を短くし、早く家に戻るつもりであった。

 前日のトレースも、新たな降雪で、消されてしまっていたが、壺足でも問題なく歩く事が出来、荷なしの「山ノ神」は、意外と快調であった。荷を担いだ私の方が、足取りが悪るかったかもしれない。⑥から私は、荷の重さに耐えきれず、スノーシューを履いたが、「山ノ神」は、終始壺足で通した。

 それでも、1時間50分で山頂に辿り着いたのであるから、我らにしてみれば、まずまずのペース。昨夜の宴会から、いつの間に掠めて来たのか、(注・ちゃんと正規ルートだそうである。) 私が担いできたザックの中から、ビールを取りだして飲む始末。いやはや・・・

 「20分で、帰るよ!」 と言っていたのが、「山ノ神」点滴のため40分となった。登山開始当時の降雪も弱まり、快適に降る事が出来た。「荷ナシ(空荷)では、絵にならない。」 と「山ノ神」に荷を担がせたら、「何が入っているのかと問われてしまった。」 「通常装備。まさか、金塊が入っているわけがなかろう。」 を繰り返したが、すぐに荷は、私に戻された。

 1時間程で車に戻ったが、新たな積雪は、少なかったようであった。それよりも、低温故に、林道の下りの方が気を使ってしまった。

 暗くならない前に帰宅し、載るであろうと思っていた新聞に目を通した。長勢君の「越中123山 3年で踏破」 の記事が、とても良い所に載せてあった。新聞記事に、少しは関わりがあっただけに、安堵と共に、胸を撫で下ろした。

 しかし、私の名まで出ていたのには、嬉しさよりも、他のメンバーの方々に、ちょっと、申し訳ないと恐縮してしまった。




 ■■■ コースタイム ■■■
⑨の登山口10:00=⑥11:05=⑨11:30=大辻山頂上(11:50~12:25)=登山口13:30=国少の家14:00

 ■■ 同行者 ■■
    「山ノ神」