元 さ ん の 山 歩 き
大 辻 山 (1,361㍍)
<富山県 立山町、上市町> 平成20年01月07日~8日
夜明けの大辻山頂。ちょっぴり降雪があった。
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七姫山に向かってスタートしたのであるが・・ |
広い尾根は、ガスが掛かると分かり難い。 |
山ノ神が、ちょっと不安! どうしたものか? |
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「降りられない。」と言う。 |
登り返しに四苦八苦の様子。 |
山ノ神が「止めよう。」と言う。 |
この先が、ファージーで撤退する事に |
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山ノ神が、取り付けないと言うので |
安全のためにステップ作りとなる。 |
疲れました! |
この細尾根を通過・・ |
七姫山に行くには、後方の山々を越えなければ・・
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「いやだな・・」ってな感じの山ノ神 |
ステップを切ったのに・・ |
大辻山頂に向かっての急登1 |
大辻山頂に向かっての急登2 |
登り返しは辛いが、「それが山なのかもしれない。」
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山頂は、すぐそこ・・ |
やっと、山頂に着いた。 |
寒くても、飲まなくては・・ |
正午過ぎ、下山開始。 |
「1/8コラム(山つれづれ・・・より)」
背中が冷たくても、なかなか、シュラフから、抜け出せないものである。1日目に山頂に届かなければ、「翌日に山頂を踏んだ後、帰りに来拝山を登る。」を考えていたが、山頂に届いたからには、七姫山への稜線が、気になって仕方がなかった。もちろん、下作業済みである。
薄明るくなって、外に出れば視界が悪く、小雪が舞っていた。お湯を沸かし、食事の準備をしても、元々、何事にも俊敏さを欠く「山ノ神」は、なかなか、テントから出て来なかった。
「行くのか、行かないのか?」 には、一人でいるのはイヤなようであった。「イヤな所があれば引き返す。」 「ダメだと思ったら退却!」 を条件に、発ったのであるが、七姫山に届かない午前9時を大きく回っていた。もちろん、荷は非常用の物を含め、一手に私が担いだ。
この時期は、雪庇が発達していないが、フワフワの雪が、樹木に積もり、ややこしい所もある。痩せたちょっと高い所に登ってみたが、「降りられない。」 と足を前に出さない「山ノ神」に閉口した。やはり横の斜面が気になって、スノーシューでは降りられないのかもしれない。
その先は、益々、その繰り返しになると予想され、撤退を決めたが、通過して来た所を、今度は、「登れない。」 という。仕方がないので、シャベルを出し、階段を造らされる羽目になった。
いよいよ山頂(大辻山)に近付くと、今度は、私のリックを担ぎたいという。その所為で、最後は足が上がらなかったようであった。
七姫山への稜線の1/3も歩けなかったのであるが、それでも、ちょっとだけでも、その雰囲気を味わえたと「山ノ神」は、至極ご満悦のようであった。
山頂に戻る頃から、降雪が激しくなった。この雪の状態からして、下は、ミゾレか雨であろうと予想し、ジャケットを雨具に切り替えた。重荷を背負っていても、下りは早いもの、1時間余で登山口に辿り着いたのであるが、長い長い林道歩きが待っており、良からぬ一言で、帰り道は無言に終始してしまった。
■■■ コースタイム ■■■
一日目
高岡=立山少年の家(8:55~9:15)=城前峠(9:55~10:00)=⑨の登山口(11:35~40)=③奥長尾山(12:10~15)=⑥(13:10~15)=大辻山頂上14:20
二日目
大辻山=七姫山への1310mで撤退10:05=大辻山(11:05~12:20)=⑨登山口(13:45~50)=立山少年の家(15:35~50)=高岡
■■ 同行者 ■■
「山ノ神」