元  ち  ゃ  ん  の  山  紀  行
小佐波御前山 (754.2㍍)
<富山県  大沢野町、大山町>
平成14年01月28日



「山ノ神」に所用があり、単独行が許された日であったが、予報があまり良くなく、PCと夜更かしをしてしまった。夜が明けて、「アレッー、晴れている。」と、車に乗って小佐波御前山に向かったが、この機会に、何時かは、登りたい41号沿線の「大高山」取付きの偵察(下調べ)に、猪谷に出掛けた為に、猿倉の駐車場に着いたのは、午前11時近くであった。展望レストランまで、行けなくもなかったが、一応ゲートが閉ざしていたので、それに従った。
猿倉の頂上に至る階段には、雪が吹き付けてか、事の他積雪があった。神通川のダム湖を眺めながら、富山平野にも、おのずと眼が行くが、どうにか「剱岳」が拝めないかと角度を変えては見たが、今日は、どうも機嫌が悪くどうしようもなかった。神通川対岸の反射板のある「笹津山」は、手の届く所に合ったが、何時だったか、雪の深い日に、山頂を極めた事を思い出した。
どの山が「大高山」か分からなかったが、何時の日か必ず登るであろうと思って、カメラに収めた。また、「笹津山」から「唐堀山」への縦走が、残雪期なら、日帰りが可能であると何かの書物で読んだ事を思い出した。この神通川側対岸の山々では、「大高山」だけが未踏である。
猿倉山から御前山までは50分。
真冬は、この御前山で何度も退却をしているのだが、
今日は、雪の割には条件がよく、
思ったより時間を費やす事がなかった。  
積雪100㌢。
誰もいない静かな山に、自然を満喫する。
何時のものかは定かでないが、
かすかに、トレースが残っている。
小佐波御前山を眺める。もう、ひと登りで山頂なのであるが、何となく足を止めて、山頂を眺めた。その時の気持次第で、その山の感じ方が違い後々まで尾を引くものであるが、しかし、「百の山頂に百の喜びあり」の如く、おのずと特徴があり、嫌な山など今まで一つもない。
記念碑がある所が、頂上なのかもしれないが、どちらかと言うと祠のある所の方が、展望がよい。また、三角点もあり、こちらの方が頂上としたいものである。
何となく寝転びたくなるような「静かな山」ではあるが、 トレーニングとして来たようなものだから、おにぎりを頬張って、すぐ下山した。
山頂から下り吹き晒した稜線が、何となく低山でも感じの良い所で、思わず立ち止まって、セルフタイマーでカメラに納まった。何度来ても、その時その時で雰囲気が違い、山の奥深さを感じるものである。




  ★★★コースタイム★★★>
猿倉スキー場駐車場(10:55~11:15)=猿倉山(11:25~30)=御前山(12:20~30)=林道終点(12:55~13:00)=小佐波御前山頂上(13:55~14:25)=林道終点(14:48~50)=御前山15:00=猿倉山15:25
   単独行