「山ノ神」に所用があり、単独行が許された日であったが、予報があまり良くなく、PCと夜更かしをしてしまった。夜が明けて、「アレッー、晴れている。」と、車に乗って小佐波御前山に向かったが、この機会に、何時かは、登りたい41号沿線の「大高山」取付きの偵察(下調べ)に、猪谷に出掛けた為に、猿倉の駐車場に着いたのは、午前11時近くであった。展望レストランまで、行けなくもなかったが、一応ゲートが閉ざしていたので、それに従った。 | |
猿倉の頂上に至る階段には、雪が吹き付けてか、事の他積雪があった。神通川のダム湖を眺めながら、富山平野にも、おのずと眼が行くが、どうにか「剱岳」が拝めないかと角度を変えては見たが、今日は、どうも機嫌が悪くどうしようもなかった。神通川対岸の反射板のある「笹津山」は、手の届く所に合ったが、何時だったか、雪の深い日に、山頂を極めた事を思い出した。 | |
どの山が「大高山」か分からなかったが、何時の日か必ず登るであろうと思って、カメラに収めた。また、「笹津山」から「唐堀山」への縦走が、残雪期なら、日帰りが可能であると何かの書物で読んだ事を思い出した。この神通川側対岸の山々では、「大高山」だけが未踏である。 | |
猿倉山から御前山までは50分。 真冬は、この御前山で何度も退却をしているのだが、 今日は、雪の割には条件がよく、 思ったより時間を費やす事がなかった。 積雪100㌢。 |
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誰もいない静かな山に、自然を満喫する。 何時のものかは定かでないが、 かすかに、トレースが残っている。 |
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小佐波御前山を眺める。もう、ひと登りで山頂なのであるが、何となく足を止めて、山頂を眺めた。その時の気持次第で、その山の感じ方が違い後々まで尾を引くものであるが、しかし、「百の山頂に百の喜びあり」の如く、おのずと特徴があり、嫌な山など今まで一つもない。 | |
記念碑がある所が、頂上なのかもしれないが、どちらかと言うと祠のある所の方が、展望がよい。また、三角点もあり、こちらの方が頂上としたいものである。 | |
何となく寝転びたくなるような「静かな山」ではあるが、 トレーニングとして来たようなものだから、おにぎりを頬張って、すぐ下山した。 | |
山頂から下り吹き晒した稜線が、何となく低山でも感じの良い所で、思わず立ち止まって、セルフタイマーでカメラに納まった。何度来ても、その時その時で雰囲気が違い、山の奥深さを感じるものである。 |