元  ち  ゃ  ん  の  山  歩  き
小佐波御前山 (754.2㍍)
<富山県 大沢野町、大山町> 平成15年02月04日




 休日毎に山へ出掛けるとなると、お天気の事や、時間の事で、今度は何処にしようかと悩んでしまう。最も、体力があり、晴天で、そして時間を気にしなくてよいのなら、もう少し行動範囲も広がるのだろうが、なかなかそうはいかない。
御前山頂上からの展望

 猿倉スキー場も、バンバンにスキーが出来るくらいの積雪で、見渡す限りの雪原あった。駐車場に入って準備をしながら、上を見ると3人のパーティーが登って行くのがわかった。20分程遅れのスタートとなったが、前の3人組に追いつけるかと思ったが、「猿倉山頂上から見る剣岳」を撮っていて、ここでもたっぷり時間を費やしてしまった。トレースが付いており、予想以上に楽に足が運ぶ。今日は少し楽させてもらおうと二人で顔を見合わせた。
小佐波御前山に遊ぶ ① 

 御前山直下で、中年女性2人と初老の男性の3人組に追い着いた。彼等は御前山でゆっくり時を過ごすというハイキングスタイルで、我々が小佐波御前山まで誘うと、“ もしかしたら、獅子ヶ鼻まで出掛けるかもしれないから、しっかりトレースをつけておいてくれ!” などと言って手を振って送ってくれた。

 週末に付けられたと思われるトレースに、新雪が降りその上を先陣者一人の新しいトレースがついており、これも快適に歩く事が出来た。
 お天気がよく、そのトレースが、時々無雪期のコースから離れ、立山連峰を始め毛勝の山々を遠望出来る所を辿っていた。“ よく小佐波御前山を知っている人だな~あ。” と思っていたら、中年女性が独り降りて来た。
小佐波御前山に遊ぶ ②

 何でもJRで笹津まで来て、全部歩いて来たのだと言う。お天気がよく所々で立ち止まっては、この山を堪能し、立山や剱に見とれていたという。そんなゆっくりした山行もいいものだと昔の自分を思い返した。
 駅で待ち合わせ時間があれば、何か美味しい物を食べたり、また人との出会いもあるのである。その彼女と別れ、積雪は多くともあまり沈まぬトレースを辿った。山頂付近では、それこそ、縦横矛盾に歩き回ってあった。







 ■■■ コースタイム ■■■
高岡8:45=猿倉スキー場(9:50~10:00)=猿倉山頂上(10:25~45)=御前山(11:40~55)=林道終点(12:10~15)=小佐波御前山頂上(13:25~14:50)= 避難小屋15:05=林道終点15:50=御前山16:00=猿倉山16:40=スキー場駐車場(17:00~10)=高岡18:20

 ■■ 同行者 ■■
       比佐恵