元   ち   ゃ   ん   の   山   歩   き
小佐波御前山 (754.2㍍)
<富山県 大沢野町、大山町> 平成16年02月15日




ハレルヤ山行=堀シェフのハーフ?コースの一部
堀シェフの一品目 お雛様を象った揚げ物
タラの芽をギョウザの皮で包んで、中にはイカのすりつぶした物が・・
次々とあったのですが(撮影失敗!)デザートはアイスクリーム
苺はふんだんに入り、色添えにメロンも!

本間・筏井・小竹・細川・筏井・シュン・山ノ神・堀
前列・山吹色の上下を纏っているのは、「しげきさん」




 大荒れの予報で「行き先選定」に迷ったが、安全を優先し「小佐波御前山」行きとした。当日筏井夫妻の所用を考慮し、猿倉スキー場集合を午前8時半とした。ゆっくり歩けば、そのうち我々に追いつくの思いで、駐車場前の広場から取付いたのであるが、先頭を行く人のペースが速く、すぐ汗を掻くものが続出だった。
 展望レストランへ通じる道にあがったが、猿倉山からのスキーのために踏み固められたのだろうか、ラッセルの必要がなかった。猿倉山頂から、後続の筏井夫妻の事が気になり、携帯で何処にいるのかと尋ねると、“展望レストラン前!” だと言う。
 “アレアレ速いね!”では追いつくまで待つ事になったが、スキーリフトの乗って時間を稼いだとの事。


駐車場前の広場で準備 レストラン前から猿倉山へ 猿倉頂上寸前で振り返る 余裕綽々のパーティー 御前山に向かって

 登山道から雪質が変わった。そして、あれだけ荒れると言っていた予報が、どうなったのか強風もなければ、降雪・降雨もなく、青空が顔を出しそうであった。我々の中に「晴れ男」か「晴れ女」がいるのではないかとか、また、今までの山行が全て晴れであった事などが話題になり、相変わらずの賑やかな行軍となる。眼下に見下ろす、神通川や富山平野も気分が良い事も手伝って、のどかで落ち着いた風景を醸し出していた。
 昨夜のものであろうか、新しい雪がトレースに覆い被さっていたが、その“らしき”跡は、私が3週間前に歩いたのと、ほぼ同じルートをとり、夏道から夏にはとても歩けない高台を巻いていて、御前山に近付くと、そのブッシュを避け、夏道を辿っていた。
 最後は急斜面を見ると目の色が変わる人もあり、思い思いに駆け上がった。


休憩。こちらを向いて! 堀シェフ・細川女史・シュンちゃん 地形図を見て方向を確かめる 雪中、頂上に向かって 祠のある所から開通碑に向かって

 御前山から、林道終点付近の反射板が見え、いきなりショートカットと言う意見もあったが、T字路にぶつかって、しばらく行った所から杉林に突入した。猛者達はその林道終点まで行かない先に、またもショートカットをするつもりのようであったが、そこは定石通りの登山道経由とした。
 何時の間にか雪が降り出し、あの「晴れ男」や「晴れ女」は何処に??キュッキュッと気持ちよく踏む雪に、降雪なんか全く気にならない連中ばかり、予定より早く着こうものなら、物足りないなどと、小言が飛んできそうな感じであった。
 視界が悪くなり、早速地形図を出す模範生有り。頼もしい我仲間達である。祠のある山頂を見逃したのか、埋もれていたのか分からないけれど、次の目標物「開通記念碑」なる山頂に向かえば、その奥に立派な避難小屋があり、今日の悪天の予想に、宴会場と決めていたものである。


堀シェフのコース料理の始まり 立派な避難小屋での宴会 飲むほどに・・・唄が出る。 ワーッ鍋もある デザートは、アイスクリーム

 避難小屋に入るや否や「なんて立派な避難小屋!」「まるで別荘!」などの言葉が飛び交い、天候を気にして、「小佐波御前山」にした拒否反応も感じず、“あーっ良かった!”と思った瞬間でもあった。カンジキを外し、雪を屋外に掻きだして、濡れたものを脱ぎ、さて宴会の準備と思った瞬間!ドドッーと三角屋根の雪が落ちた。まるで雷のようであったが、誰かその下敷きになったのではないかと心配したのであったが、カンジキが一機埋もれかかっていたが、被害は何もなくホッとした。

 日帰りの雪山で、靴を脱いだ宴会などチョット考えられないのであるが、堀シェフのハーフ?コース料理が始まった。
 すりつぶしたイカをギョウザの皮で包み込んだ様がお雛様の衣装、お顔はタラの芽で作られ、それを揚げるというもの。チョット早めのお雛様祭を祝うもので歓声があがった。何時の間にか、ビールにお酒・ワインにウイスキーまで出て来る。二品目は、エビフライ(呼び方が違っていたらゴメン!)が二回、後は撮影が上手くいかなかったのもあるが、デザートのアイスクリームまでの間をよく覚えていない。山での美食に、何時もの鍋・刺身の昆布〆などが加わり、程よいアルコールも手伝って、「山の唄」が続々出て来る。苦手としている私まで歌わされてしまった。

 今日は我々グループの名称が決まった。「ハレルヤ」である。ハレルヤ山行とか、ハレルヤグループとか、仲間を呼ぶのに便利になった。今のところ、特別な決め事はなく、昨年の雨飾山から今日の小佐波御前山にご一緒した人と、これからご一緒して頂く人全てがメンバーで、皆と仲良く山行を楽しんでもらえる人が条件。

 気分がよく3時間半近く滞在した事になったが、きちんと整理してから外に出て、我グループ特有のポーズにての記念写真を撮って、いやいや宴会の余韻で、日頃なかなか見られない(12/21大辻山行でも見たが!)「しげきちゃんのカンジキを履いた月光仮面踊りを見せてもらい拍手喝采であった。


「ハレルヤ山行」得意なポーズ 名物「月光仮面」踊り もう一度出発前に 堀シェフと「シュンちゃん」 コースを外した「山ノ神」

 後は、午前中に登って来た所を下るだけ! 長くて楽しかった宴会の事や次回の山行の事などを語りながら軽快に下った。
 後尾の「山ノ神」ショートカットと思って進んだ所が、ルートから外れ、辛い思いをして登り返して来た。息が上がっていた。宴のための運転手付きとは言え、飲み過ぎであった事は間違いない。家に帰ってから御灸を据えなければいけない。何かが起こっては、楽しい山行も台無しになってしまうから・・・・
 それからは縦列も乱れず、きれいな雪中行軍が続いた。しかし、林道近くになると、ワッ~と本性剥き出しになって、我先にショートカットして林道に降りて行った。その林道も大方カットして杉林の中に消えて行った。


雪中行軍① 雪中行軍② 林道をショートカット/b> 御前山に向かう林道で 飛んでいるのですか?伸子さん

 御前山からの下りは、往路と違う夏道を辿ったが、ズブーッと深みに嵌るものが続出で、キャッ、キャッと賑やかであった。トーレス通りに戻る頃には、大きく隊が乱れた。猿倉山に登るもの、登らないで巻き道を行くもの、しかし、また展望レストラン前で合流し、再び杉林の中を経由して、広場から駐車場の車に戻った。午後5時を回ったが、今日もたっぷり遊で充実した一日であった。

御前山から夏道を辿る ワッ~転んじゃった! 木々に邪魔されながら 富山平野を眺めながら 猿倉に戻って来たのが午後5時

 帰路、時間に余裕のある7名で、我らの盟友「北ちゃん」のお店にラーメンを食べに行った。




 ■■■ コースタイム ■■■
猿倉スキー場駐車場(8:15~55)=展望レストラン前9:10=猿倉山(9:20~30)=御前山10:25=林道終点10:50=小佐波御前山宴会会場(11:45~15:10)=展望レストラン前16:50=スキー場駐車場(17:10~25)

 ■■ 同行者 ■■
       小竹夫妻・筏井夫妻・細川女史・「シュンちゃん」・堀シェフ・「山ノ神」