元 さ ん の 山 紀 行
小佐波御前山 (754.2㍍)
<富山県 大沢野町、大山町> 平成17年01月31日
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寒波襲来の中を① |
寒波襲来の中を② |
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前に進まない。埋もれてしまう・・・ |
何が何でも行かなくちゃ! |
寒波襲来の中、やはり何処かを、彷徨わなければならない我々が腰を上げたのが、少し遅かったようである。
しかし、41号線に出ると殆ど路面に雪がなく、「エエッ~」と思ってしまった。猿倉スキー場周辺も除雪されていたのかもしれないが、「大雪」とは思えなかった。
猿倉山への急登箇所以外、脹脛(ふくらはぎ)くらいまでしか沈まず、順調に御前山に着いた。
最初から「何処まで行けるやら!」の思いがあったのだが、御前山からの林道は、風に曝されるからであろうが、全くトレースがなかった。
その林道の左右が、杉に覆われるようになると、かすかに前日のものであろうトレースが見えるのであるが、いざ足を入れるとなると、何処を踏めばいいのか、わからないような感じであった。
林道から離れると、いよいよ膝上のラッセルになった。小佐波御前山直下の急登では、とうとう股下から腰まで浸かってしまった。時計を見て、「止めてもいいよ!」と「山ノ神」の顔を臨み込むと、いつになく、「何時に帰らなくてはいけない制約もないから、ここまで来たら行きたい。」との事。ちょっとまずい気はしたが、その先を進む事にした。
避難小屋の中は暖かかったが、時計を見ながらの食事であるはずなのに、300mlのお神酒を飲みだしたのである。暖まるのは良いが、帰路のスピードが、上がらなくなるのではないかと心配になる。「2時間で降りるよ!」と駆け出したが、猿倉山頂上に着いた時には、煌々とナイターの照明が灯っていた。
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「フー」、疲れた |
雪を掻き分けて |
避難小屋までもう少し |
日が暮れてしまった スキー場の灯りが印象的だった |
あの嵐の中を何故? ・・・・ 山を歩かなければ “一週間が始まらないから”
■■■ コースタイム ■■■
高岡9:00=猿倉駐車場(10:15~40)=猿倉山(11:15~25)=御前山12:30=小佐波御前山頂上14:20=避難小屋(14:35~15:20)=御前山16:25=猿倉山17:15=駐車場(17:45~18:00)=高岡
■■ 同行者 ■■
比佐恵