元  ち  ゃ  ん  の  山  紀  行
来 拝 山 (899.3㍍)
<富山県 立山町> 平成16年02月23日





城前峠近くの杉林にて 城前峠に降りた林道で




 また雨だった。先週はお天気が続いたのに、自分の休日になるとお天気が悪くなる。あまり気分の良いものではないが、また何時か良い事もあると思って、雨の中に車を走らせた。簡単でもいいから何処かのピークに登れば、それなりに気がおさまるような思いで「来拝山」を目指した。芦峅寺の集落付近から雪になり、国少の家までの3kmの林道では20cmの新雪を見た。

午前10時50分発 国少の家駐車場は20cmの積雪 林道に上がってカンジキの装着 快適に雪上を行く

 今日は一旦丸山頂上に立ち、二週間前のルートに戻った。30~40cmの新雪に、先日来多くの登山者に踏み固められたであろうトレースが、覆い隠されてしまっていたが、その上の新雪であるからに、時々はズブーッといくけれど、膝下までのラッセルは快適そのものであった。時折強くなる風雪に、雨具の帽子を被ったり外したりしたけれど、ピークハントして、すぐ戻る予定であるからか、左程気になるものではなかった。

もう少しで大杉平 なだらかな大杉平を行く 冬期コースの標識 一服来拝に向かって

 急登ではチョット弱音を見せそうな「山ノ神」であったが、夏道を歩くのと左程変わらぬ今日のタイムでは、そのような間もなかったであろう。  山頂滞在10分間とは、今までにない記録。雪が降っているとは言え、これではビールを出す時間もなかったであろう。

一服来拝からの急登 来拝山頂上で 束の間の来拝山頂 トレースのない林道歩き

 今日の「来拝山」は4回目である。初登頂の平成7年4月24日の記録では、城前峠からのものであるが、ぬかるんで登山靴やズボンがかなり汚れたらしく、それ以来「山ノ神」の来拝山の印象が悪く、なかなか機会がなかった。昨年からの深雪時の登高で、そのイメージは一新されたらしく、その城前峠に降りる事になったが、あっという間に着いてしまい驚いていた。何時の間にか、それだけ山に慣れて来たということなのだろうか?
 城前峠から「国少の家」まで、下りの30分の林道歩きは、違ったルートを辿ったとは言え、トレースのない不思議なものであった。





 ■■■同行者■■■
      比佐恵