元   ち   ゃ   ん   の   山   紀   行
白 木 峰  (1,596㍍)
<富山県八尾町、岐阜県宮川村> 平成15年08月18日





雨の中、今日もやって来ました「白木峰」






 目が覚めても雨は降り続いていた。盆休(8/15~8/18)の「鳥海山・月山・二王子岳」行きは、最後の二王子岳を雨で流し、夜中に帰高したものの、休日は「山」への如く、最終日は白木峰に足を運んだ。
 さすがに、この時期のこの雨では、始めから最後まで誰にも会う事がなかった。

突然、林道にウサギが飛び出した
 “ 山の雰囲気を味わえばそれでいい。” 急がずのんびりの気持ちでの臨んだ今度の山行は、初めから雨具装着なれど、何だか久々に余裕を感じてしまう。 雨に濡れてうつむき加減だが、ソバナが可愛い。同じものなのに、またシャッターを切ってしまった。もっと上手く撮れないかとチャレンジするが、なかなか思うようにならない。
 それはそれで、自分だけのアルバムなのだからと言い聞かせてしまう。突然ウサギが飛び出した。なかなか動物を撮る機会がないのだが、今回だけはタイミングがよく、シャッターを切る事が出来た。

へリーポートから山頂へ
 何か変わった花がないかと、キョロキョロ探し歩く「山ノ神」が、「キャー」と叫んで私に寄り添って来た。長いものがいたと言う。私も蛇が苦手なのだが、「山ノ神」がそれ以上にダメで、それを自ら探しているお陰で、私は怖い思いをせずに助かっている。

 次第に雨が上がり、雨具を脱ぐと気持ちの良い風が吹いて来る。ヘリポートから山頂に向かう頃には、青空は少ないが視界が広がり、風衝草原の緑が目にとても良い。サーッと流れたと思ったガスが、次々とやって来るが、かえって涼しく気持ちよく感じてしまう。
 
浮島と白木山荘との分岐で
 高岡を11時を過ぎてから出発しているくらいだから簡単な昼食とした。風当たりの心配する事もなく、凄まじい音と共に、コンロはすぐに塩ラーメンを作ってくれた。コンビニで買った菓子パンとで、平穏な山頂には充分過ぎるくらいであった。
 すぐ帰ると言いながら、何度も眺めている景色でも、この高台から去り難く、すぐに時間が過ぎて行く。 

白木山荘に下る
 小白木峰にも、浮島にも行かず、ぐる~っと、それも簡単に歩くだけの山行であったが、それだけでも、「山に来た。」感じになる。白木山荘も雨の後だけに、ぐっ~と浮かび上がっている。
 金剛堂山、仁王山、利賀の高峰などの山々が見え隠れする中で、昨日までの鳥海山や月山でのお花や親しくなった方々の話題で尽きなかった。
 こんな下りは、意外と喧嘩もなく仲の良い夫婦に見えるかもしれない。






 ■■■ コースタイム ■■■
高岡11:10=1300m駐車場13:15=白木峰頂上(14:30~15:15)=1300m駐車場(16:15~20)

 ■■ 同行者 ■■ 
             比佐恵