元   さ   ん   の  山  紀  行
白 木 峰 (1,596㍍)  
<富山市(八尾) 岐阜県宮川村>
平成17年06月27日





 予報がまるで悪いため「大日岳」行きを中止にしたが、「好山病」の感染者達は諦めが悪い。お互いに“ 何処へ行こう!”の声が掛かるのを待っていたかのようで、「北ちゃん」提案の白木峰を連絡するに、「行く!」の即答である。迷いなどないその返事は実に気持ちがいい。
 道がよく分からぬ声もあり、八尾の街中で待ち合わせ、昨秋からしばらく豪雨のために、通行止になっていた川筋の道を行く。 そして、贅沢にも5名4台の車は、尚も林道を辿った。
 予報と違って、「強雨」とはならなかったが、皆雨具を纏って1300mの駐車場を出発した。
 黙々と丸太の階段を登り40分程で風衝草原に出た。今年のニッコウキスゲの開花は早く、予期せぬプレゼントに、皆顔を見合わせた。3分咲きというところか!
 白木峰だけでは飽き足らぬ輩のために、小白木峰に足を向けた・・・・・・・。


白木峰頂上に向かって① 白木峰頂上に向かって② 山頂直下から

 小白木峰から白木峰頂上に戻ったのが、午後1時半。浮島・前白木峰への気持ちがあったが、とりあえず、白木小屋に入って食事となった。そうなれば、「山の話」に花が咲き・・・・・・沈没!
 雪で冷やしたスイカを手に持ち林道歩き、そのスイカを大長谷温泉で食べた。冷たくて美味しかったです。


白木峰頂上にて 白木小屋へ 白木小屋で恒例の宴



「平成17年6月27日・28日のコラム(山つれづれ・・・・から)

6/27 今年は何処の山でも、どんな花でも美しく咲いているようであるが、白木峰のニッコウキスゲも、漏れていなかった。しかもその咲き方が例年よりも早いようである。
 私の見たところ、3~4分咲きで、今週末には満開になるのではないかと思われる程である。昨年は不作の年だったのか、その咲き方にちょっぴり寂しかったのであるが、今年は何年に一度の豊作(当たり年)なのかもしれない。

 天気予報の纏まった雨に仕方なく大日岳行きを諦め、雨具を着込みながらの白木峰行きとなったのであるが、連日の晴天のせいであろうが、小白木峰までの縦走路もぬかるんでいず、快適なものであった。
 その先の池塘からの金剛堂山は、はっきりと姿を見せなかったのであるが、白木峰に戻るに連れて、雨も風にと変わり、纏わり着いていた小虫をも吹き飛ばしてくれ、次第に展望も回復に向かってくれた。ササユリはまだのようであるが、マスコミのニュースにならぬうちに、白木峰に訪れられると良いのでは・・・・。 



6/28 大日岳行きが中止になり、雨の予想で集合時刻を八尾町7時40分にしたため、少しラッシュに気を揉んだものの、自宅発が7時頃だし、起床もそんなに慌てなくてもいいし、久し振りにゆっくり出来たような気がした。
 小白木・前白木もなどと勢いは良かったのだが、避難小屋で一服すると浮島と前白木は「今日はいいや!」となってしまった。

 知らなかったとは言え、「山ノ神」に、小さなスイカを担がされたのだが、それもお腹がいっぱいになり、ナイロン袋に入れた雪と共に、もう一度持ち帰って、新しく出来た大長谷温泉で食べるという「好山病友の会」では珍しいスケジュールであった。
 「久し振りにたくさん歩かなかったね!」の言葉は、歩き足らなかったのか、それとも満足だったのか、後日そーっと聞いて見る事にしたい。






  ■■■ コースタイム ■■■
高岡7:00=八尾7:45=1300mの駐車場(9:00~20)=白木・小白木の分岐10:00=小白木峰頂上11:15=池塘(11:30~50)=白木峰頂上(13:30~35)=白木小屋(13:45~15:35)=駐車場(16:00~10)=大長谷温泉=高岡

 ■■ 同行者 ■■
        「北ちゃん」・長勢君・eiko女史・「山ノ神」