3週間前は、殆ど咲いていなかったのであるが、 その蕾を見るに付け、「今年は結構咲くのでは?」 との思いが通じてか、久しぶりに白木峰の ニッコウキスゲを満喫したような気がした。
もっも、1週間前が、一番の見頃であったであろうが、
雨が上がった今日も、充分に楽しむ事が出来た。
台風は逸れそうであったが、雨模様のお天気では、 剱岳・剱沢キャンプを中止せざるを得なかった。
朝起きても雨。それでは、「ニッコウキスゲの名残でも、 見に行くか!」 程のつもりであったが、意外や意外で、 予想を遙かに超える黄色の群落に驚いた。
明日は、ちょっと晴れそうな気がして、次行く山の事を 思うと、白木峰滞在を程々にしなくてはいけない。
「まあ~、駐車場を発って、駐車場に戻るまでの時間」 を、3~4時間程度としていた。
しかし、風衝草原に出ると、時々青空が覗き、
この上ないお天気と変わっていった。
まずは、小白木峰寄りの祠付近のベンチに座り、 小白木峰や金剛堂山を伺った。
時々、薄い雲が通過していくが、それが、
何となく良い雰囲気を醸し出すから堪らない。
遠くに、白山が白い頭を覗かせていた。
高岡から来たというK氏と浮島方面に連なった。
その浮島には、同じ高岡のS様御一行が陣取って
おられ、ひょんな事から、話が弾み、友人T.K君の
お姉様夫妻であったのには、びっくりしてしまった。
幸雄君(浜ちゃんの長男)の奥様のご両親も、
お仲間だったのには、これまたビックリであった。
雨の日に来る事の多い白木峰であるが、
すっきりとは言えないが、今日は、
白山に御嶽山や乗鞍岳、立山連峰を含めた
北アの山々を眺める事が出来た。
「明日は、あの山に登るので・・
これから、一旦、家に戻り、それから、準備して、
今日中に、折立まで、入ろうと思っているのですよ!」
などと、聞かれもしないのに、穏やかな山容の
薬師岳を指差し、いい気になりながら、
喋ってしまった。
その後、
所用を済まし、有峰林道のゲートを潜ったのは、
夕刻の6時半を回っており、雨が降りしきっていた。
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