元    さ    ん    の    山    紀    行
白 木 峰 (1,596m) 
<富山市(八尾)、岐阜県宮川村> 平成27年07月06日





孫二人を連れての山行。エリー(3歳)デビューの日。





始めは元気よく。 林道に出て、早速一服です。


フキの葉を採って戯けるミー。 その後、林道を歩きました。


白木小屋前のニッコウキスゲと・・ 未だ早かったのですが、昼食です。 マキちゃんパーティーと遭遇。ラッキー!


手を引かれながら・・・ お姉ちゃん先行・・・


時には妹を気遣うミー。 盛んにヤッホーと叫び、こだまを感じていました。


ササユリ見付け・・・ 山頂への階段に奮闘!


展望は効かなかったのですが、記念撮影です。




時には意地悪、しかし、仲の良い姉妹なので、すぐに仲良くなります。




浮島から戻る「北ちゃん」と遭遇。


ガスで何にも見えなかったけれど・・ 滑らないように気を付けて・・・


浮島の池までやって来ました。 池の中にいる生き物が気になりました。


ミー(姉)は、昆虫が大好きです。

雨模様なので、私達が立ち寄った時は、他のハイカーはいませんでした。


「滑らないように・・」 を繰り返しながら・・ 黙々と歩く、エリー。


それでも、ポーズです。 露に濡れながら・・・


力を振り絞って・・・ 再度、白木小屋にお邪魔して・・・


たくさん歩きました。「もう来たくない。」 が、本音だったかもしれない。


「黄色のユリ」 ニッコウキスゲは、彼女たちにどのように映ったのでしょうか?






   元さんの戯言・呟きから

7/6 どんなところかも知らない孫達であるが、リックの中に好きな物を詰め込めば、自ずとルンルン気分のようである。お天気よりも、「もしかしたら、カップ焼きそばが食べられる。ラーメンも・・」 が、今回の山行に、「うん!」 と言ったのかも知れない。

 こちらとしては、「雨があまり降らないで欲しい。」 「ぬかるみも程々に・・」 そして、「ブヨがあまりいないで欲しい。」 を望むところであった。上の孫は、昨年の「中山」 で、その歩き方を承知していて問題はない。唯、下の孫は、おんぶやだっこが必要かと思っていたし、粗相も覚悟して臨まなくてはと思っていた。

 始めから林道歩きと算段していたが、急遽変更して、登山道を進んだ。ツルツルの靴を履いている事もあり、ちょっと心配はしたものの事なきを得る。しかし、林道に出てからは、登山道を止め、当初計画の林道を歩く事にした。林道歩きは、縦列になったり横列になったり出来るし、いろいろ話をしながら歩けるという良さがある。

 そうしている間に、はや白木小屋に着いてしまった。中に入ると、先客がおられた。それもマキちゃんと娘さん、そして、職場の同僚さんであった。彼女らにもてなしを受け、優しい言葉を掛けてもらって、孫達は有頂天のようであった。その証拠に、お湯加減を失敗したカップ焼きそばも、「美味しい!美味しい!」 と食べていたのが印象的であった。

 マキちゃん達と別れて、浮島の池に向かった。滑りやすい木道が気になっていたが、ルンルン気分で歩く孫達。遠くを歩いている人達を見付け、「人が歩いている。」 と何か宝物を見付けたかのようであった。「ヤッホー、ヤッホー」 と何回も叫び、その僅かに戻る「こだま」 に、嬉しくて楽しくてならなかったのだろう。

 擦れ違う人達からも、「元気だね!」 「頑張っているね!」 の言葉を掛けてもらったのも、エネルギーになっていたのかもしれないが、駈けていく孫達を追って、こちらは(保護者として)滑らないか、転ばないかばかり心配していたのである。

 さすがに、ぬかるんだ段差では、手を貸したり、だっこしたりしなければならなかった。可憐に咲くニッコウキスゲを彼女らはどう思ったのだろうか?「オレンジのユリ」と言っていたが、それもそれで、何処か胸の片隅に思い留めていてくれたらうれしいのだが・・・  もう一つ、ササユリを見付けて、「おばあちゃんの好きなユリ」 と言っていたけ!

 浮島の池では雨になった。ニッコウキスゲやワタスゲより、池の中の小動物の方が気になっていたようだ。また、モリアオガエルの卵を触りたくてしょうがなかったようでもある。帰りの林道では、フキ採りをしながら、「葉が取れない。」などと言いながら歩いた。

 帰路の車中は、すぐに眠りに着いた孫達であったが、山の感想を問うてみると、「もう行きたくない。」 「また行きたい。」 が同居しているというのであろうか、無理な答えを求めてしまったのかもしれない。こちらも充分に疲れた。唯、今回の山行で、白木小屋で「マキちゃん」と、浮島へ向かう途中、「北ちゃん」とバッタリ顔を合わせる事が出来、多くを語らなくとも嬉しくてならなかった。





  ■■■ コースタイム ■■■
 駐車場登山口9:50=1番目の林道(10:10~20)=白木小屋(10:50~12:00)=白木峰頂上(12:25~40)=浮島の池(13:25~45)=分岐14:15=白木小屋(14:30~15:00)=駐車場登山口16:00   

  ■■ 同行者 ■■
            孫二人・「山ノ神」