元    さ    ん    の    山    紀    行
白 木 峰 (1,596m) 
<富山市(八尾)、岐阜県宮川村> 平成31年03月25日





山頂へは、代表して? マキちゃんと二人で挑んだ。





もちろん、ゲートは閉まっています。 林道歩きが付いています。


好天で山々が眩しいです。 小さなデブリがありました。


林道ショートカットで杉林に入ります。 ここから、従来の登山道です。


また、林道を跨ぎます。 後続の池田氏・マキちゃんに「上で待つ」と表示す。


気持ちの良いブナ林を行く。大好きな所です。


新雪があり、ノントレースだけに、尚更気持ちの良い歩きが出来ます。


後続を待ちながら、風がない所を探したが見当たらず、穴を掘る。
次の急登斜面を見て一度は登頂を諦めた。(でも再チャレンジとなる。)


新雪の下が硬く、ズルっとなったが、時間を少し置いて、マキちゃんと再チャレンジです。


林道に出て、この斜面に臨んだのですが、なかなか事が運ばなかった。


あの斜面をクリアしたら、後はスイスイと行きました。


もちろん、次の林道も雪の下でした。


登った者だけに、絶景が待っていました。(あとの、二人には申し訳なかったけど・・)


風衝地帯だけに山頂付近には、雪があまりありません。 白木小屋と仁王山です。


北アの山々です。 マキちゃんに、山頂が似合います。


木道が少し見えます。 浮島・前白木峰方面です。


記念のポーズだったのですが・・・ 山頂で僅かな時間を過ごし、すぐに下山です。


イヤだった斜面も、少し緩んだようでした。 1,300m上駐車場上へ、一気に降ります。


管理棟前まで戻って・・・ 管理棟までの道には、これだけの雪が残っていました






   元さんの戯言・呟きから

3/25 「白木峰へ行くなら後から追いかける。」 「小白木峰へ行くのなら会えないかもしれないね。」 との池田氏とマキちゃん。想像していたより雪があり、スノーシューを選択したのが正解と思った。流石に、橋を渡ってすぐに尾根に取り付く事をしなかったが、林道を快適に歩いた。雪は締っていたが、風が冷たく珍しく雨具を纏った。

 入れるかどうか迷いながら車を管理棟まで入れた時点で小白木峰を諦めていた。「この雪量なら小白木も大丈夫だね。」 と言いながら、小休憩場所を探していたが、風を和らげそうな所はなく、1300m駐車場上で穴を掘った。しかし、雪は硬くしゃベルの刃が立たなく、かなり時間を要してしまった。

 そこに、池田氏とマキちゃんがやって来られた。やがて追い付かれるだろうと思っていただけに、コーヒータイムのための休憩場所だった筈なのに、昼食ぽくなってしまった。その休憩場所から、「林道への直登は行けるだろうか?」 となった。下は硬かった。スノーシューの刃は、アイゼンのように雪面に食い込み気持ちがいい。しかし斜度が上がるとズルっとなった。そうなると降りれるか?となる。

 そして、諦める事になった。「時間は早い。下山して何処か違った山へともなった。」 それでも諦めきれない顔をしているのを汲み取ってか、池田氏が、「私とマキちゃんで山頂へ行って来い。」 押して下さった。池田氏と「山ノ神」は、ゆっくり下山するから・・であった。

 一度目のチャレンジよりも、木々が出ている所を経由して林道に出た。そこからが大変であった。通常の登山道は、20~30mくらい林道を歩き、コンクリートで固められたトラバース気味のロープが施された所を行くのであるが、とてもじゃないが行けそうにもない。

 ならばと、法面を駆け上がる事を選択する。私はスノーシュー、マキちゃんは、6本刃のアイゼンであった。取り付くが、ズルズルと下がってくる。ピッケルがあれば、それを回避出来たであろうが、ストックでは刺さらない。チェーンアイゼンを持参していたが、刃も立たない。

 そっと、滑り落ちれば大丈夫であろうが、上から勢いよく落ちれば、林道を飛び越えて、わっと落ちていかなければならない恐怖もあった。それでも山頂を目指したかった。刃を立て、掴まれそうな物は全て掴んだ。マキちゃんのアイゼンは、前刃がないので、キックステップで対応しなければならなかった。硬い雪だから、何度も何度も繰り返さなければならないから、大変である。私がやると、きっと足が攣ってしまったであろう。でも、彼女は若いし闘争心があるから、苦難とは思わなかったかもしれない。

 上がってしまえば、帰りの事など忘れてしまうくらい別天地である。カチカチの雪上に積もっている新雪の量が違い歩きやすい。金剛堂山が光る。仁王山もデンとしている。風衝帯に入ると、北アの山々が目に飛び込んでくるという大パノラマである。

 小白木峰の事や、浮島や前白木峰に行くかもしれないという事も忘れてしまっていた。山頂付近は木道がちょっぴり顔を出すかのような雪量。皆風にもっていかれるのだろう。10分間と時間を切って写真を撮りまくった。セルフタイマーで、二人の写真も一枚撮って山頂を後にした。

 難儀した斜面はスノーシューをはずして、ツボ足とした。踵から蹴り込むと意外と沈んだ。僅かかもしれないが、気温が上がったのかもしれない。風もなくなっていた。後は、二人を追いかけた。二人だけで山頂に行ったのは正しかったのだろうか?無理すれば全員登頂出来たかもしれないのに・・・





  ■■■ コースタイム ■■■

 高岡4:30管理棟(6:00~30)=第一登山口(7:45~55))=第二登山口(8:55~9:10)=1300m上駐車場(9:45~12:00)=白木峰頂上(1:10~20)=1300m上駐車場13:45=管理棟15:10

  ■■ 同行者 ■■
             「山ノ神」 途中から、池田氏・マキちゃん