元  さ  ん  の  山  紀  行
僧 ヶ 岳 (1,855.4b)
<富山県 宇奈月町 魚津市> 平成16年11月22日




「元さん、月曜日に休暇を取りました。烏帽子口から、僧ヶ岳に行きませんか?」 H.fujii氏からメールが届いた。「エエッー、この時期の林道は大丈夫ですか?」彼のネットワークでは、自信を持って大丈夫だと言う。

 道端に薄っすらと雪があったが、問題なく標高1200m余の烏帽子口に辿り着く事が出来た。H.fujii氏は、余裕なのか、興奮したのか分からないが、約束の2時間ほど前に、登山口に来ていたという。この時期に僧ヶ岳に来ようかとか、約束の下調べとか、なかなか凄い人だと思ってしまった。

 歩き始めてすぐ雪が現れた。私は前日「大猫山」の雪上を歩いて来たが、H.fujii氏と「山ノ神」は、今シーズン初めての雪である。この日は先人があり、そのトレースを辿る形になったが、雪上の歩行は楽しい。

 前僧コースと水平道の分岐で、先人が前を行くのが見えた。(この方が、俵先輩である事が、頂上に着いてからわかった。)
 前僧から仏ヶ平に向かう時にも、頂上に向かう先人を見かけたが、こちらの事を気にかけているのか、それともペースが落ちたのか分からなかったが、その距離は縮まろうとしていた。

 仏ヶ平は、風衝地帯だから、積雪が少ない割には、硬くベッタリと雪が着いていた。頂上に近付くにしたがって、後立山の朝日岳だけが、白い雲間から顔を出していてくれた。  頂上に着くと、先程の先人は、何と高岡の俵先輩ではないか?こんな所で会うなんて、奇遇であった。

 予報の割には好天に恵まれなかったが、俵先輩も交えて、H.fujii氏の豚肉のトロの炒め物、「山ノ神」の鶏の肉団子鍋を囲み1時間半程「山の話」で盛り上がった。

 帰路は、前僧コースでなく、鉱山の名残のある水平道を歩いたが、久し振りに雪を踏む感触に、皆が爽やかに感じたに違いない。





 
烏帽子登山口で 水溜りを避けて 少しづつ雪が増えて来た
宇奈月コースの分岐で 雪上は気持ちが良い 1600m前僧コースへ
前僧へ 仏 ヶ 平
 
朝日岳遠望! H.fujii氏 と 「元さん」
僧ヶ岳頂上で
(左から、H.fujii氏・元さん・山ノ神)
頂上で出会った俵先輩
     
水平道を行く 斜面をトラバースする俵先輩 滑落しないように!

 




 ■■■コースタイム■■■
高岡6:00=宇奈月7:15=烏帽子登山口=(8:05〜20)=宇奈月尾根分岐(9:15〜9:25)=宇奈月コース・前僧コースの分岐9:35=仏ヶ平(10:00〜10)=僧ヶ岳頂上(10:45〜12:20)=宇奈月コース・前僧コースの分岐(12:55〜13:00)=烏帽子登山口(13:45〜14:05)=高岡16:10


 ■■■同行者■■■
         H.fujii氏 ・ 比佐恵