元   さ   ん   の   山   紀   行
僧 ヶ 岳(1,855.4m)
<富山県黒部市(旧宇奈月町) 魚津市>
 平成21年4月07日





毛勝山をバックに・・・ 



 
片貝第2発電所からの歩き 片貝第5発電所から登山口のデブリ 登山口の状態


阿部木谷と大明神山 


主役が大明神山から毛勝山に代わる


伊折山上部で・・・ 何度も毛勝山を振り返る 福光のS氏がやって来られた


成谷山から毛勝山を望む 




・・・・・・  成谷山から山頂へ  ・・・・・・




トレースのないピークを越えて、気持ちよく山頂に・・・ 


白く端正な駒ヶ岳を眺める 


僧ヶ岳山頂へ・・・ 駒ヶ岳が気になる


僧ヶ岳山頂から駒ヶ岳を望む 僧ヶ岳山頂から仏ヶ平方面を望む


S氏とカメラに収まるT(駒ヶ岳をバックに) S氏とカメラに収まるU(毛勝山をバックに)


山頂からの下りで、成谷山方面への稜線を・・・ 気持ちよく歩いた稜線を眺める


僧ヶ岳を振り返る。 





「4/7 コラム (山つれづれ・・・)より」

4/7 「午前5時から歩きたい。」 の思いがあったから、午前3時半に、アラームをセットしたが、身体が起きてくれなかった。それでも、5時に家を出て、スーパーで買い物をして、片貝第2発電所を出発したのが、午前6時半前であった。

 今日は単独行、そして、好天である事から、ゆっくり食事をする事もないと思い、シャベルにタープを外した。コンロとコッヘルも外した。でも、ピッケルや三脚を担ぐので(林道はスノーシューも)空荷と言うわけにいかない。

 林道は、先の谷の工事(阿部木谷と思われる)のため、例年より早く整備されていて、意外と早く登山口に着く事が出来た。何の支障もなく車が入れるのにと思われるのであるが、「通行止め」 は、当局の考えであるから致し方ない。

 もっとも、私自身、片貝山荘から僧ヶ岳登山口間で、雪崩のような落石に見舞われた。幸い被害に遭わなかったが、頭程の大きさの石・岩が、私の前後に落ち、度肝を抜かされてしまった。おかしな音と思っても、早々距離を稼ぐ程動けないものであった。

 林道歩きが1時間45分であったから、早立ち出来なかった部分を補った思いであったが、如何せん、登山口から、いつもスノーシューを装着する標高1200m付近までの間にも雪があり、その雪が、あるような、ないような中途半端の状態で、予定より倍の時間を要してしまった。

 スノーシューを装着してから、トレースのない真っ白な雪山を、スイスイと行く積もりであったが、雪質が思った以上に柔らかく、ゴボッて体力を消耗してしまった。しかし、私としては、近年にない美しい山に映った。

 亀裂のない稜線に、トレースもない。もちろん黄砂で、汚されていないのであるから、「疲れた!」 といっても、心は先へ先へと心が躍った。日が経つに連れ、雪解けが進み、浮遊物で雪肌が汚れる様を想像するに、「今日来て正解!」 と自分に納得させた。

 僧ヶ岳山頂に辿り着いたのが、午後1時を回ってしまっていたから、数枚の写真を撮り、私の山行史上、もっとも短い山頂滞在となる記録を作って下山となった。後続に福光のS氏があった。多くは語れなかったが、凄く感嘆の声を上げておられた。あの感激は、山好き同士として、共有出来るものかもしれない。今日も、2時間半の林道歩きで、いっぱいのフキノトウを採ってしまった。






 ■■■コースタイム■■■
高岡5:00=片貝第2発電所(6:05〜25)=登山口8:10=1020m9:10=104310:10=伊折山上(10:55〜11:05)=成谷山(11:45〜50)=僧ヶ岳頂上(13:10〜=成谷山(14:05〜15)=登山口15:45=片貝第2発電所(18:05〜15)=高岡19:50

 ■■■単独行■■■