元    さ    ん    の    山   紀   行
高落場山(1,122m)高清水山(1,145m)
<富山県南砺市>   平成19年02月12日






高落場山頂上で (左から=北ちゃん・吉尾氏・田村氏・元さん・岩ちゃん・イッちゃん)





五箇山トンネル入口駐車場に集合 積雪期ルートを行く。 唐木峠


急登を行くⅠ。 急登を行くⅡ。



気持ちの良いブナ林を行く。


「標識があったぞ!」 のシグナル。 高落場山頂上で記念写真



=登り   =降り


つづく






「2/11~2/13 コラム(山つれづれ・・・より)」

2/11 明日は、5名で「高落場山・高清水山」へ出掛ける事になった。そこへ、「豆ちゃん」から、「高落場山へ行って来ました。」 とメールが届いた。トレースを辿って行くと、金沢ハイキングクラブの10数名のパーティーと出会ったという。そのリーダーはN女史で、お互い面識はないのであるが、私のHPを通じて、話が盛り上がり、そして、ご馳走になったそうだ。

 去年も、「ねぎちゃん」が、細蔵山に行った時、やはり「豆ちゃん」と出会ったらしい。お互い面識がなかったのであるが、私のHPでお互いの顔を知っていたようで、思わず名を呼んでしまったと聞いている。

 個人情報が、云々と言われている今日であるが、このような事にだけ使われるのであれば、本当にハッピーである。
 明日の「高落場山・高清水山」 行きでも、初対面である小矢部のW・N女史とお会いする事になるが、やはりネットの威力である。お姫様のように、荷を担いであげる事になるか、それとも、逆に尻を叩かれるかは、お会いしてからの楽しみである。 

 

2/12 「好山病・・」に、なくてはならぬ「北ちゃん」、3週間ぶりの田村さん、ゲストとして、奥ノ山以来の吉尾さん、前日の大品山・鍬崎山で過ごした「イッちゃん」、初顔の小矢部のW・N女史と私の6名で、急遽、純シニア隊、いや、準シニア隊が結成され、「高落場山・高清水山」に臨む事になった。

 見るからに、五箇山トンネル城端側入口の取付き地点には雪がなかった。しかし、ちょっと煩いヤブを凌げば、前日、金沢ハイキングクラブの方々や、「豆ちゃん」のトレースが、遊歩道として道案内をしてくれた。そのお陰で、2時間足らずで、我々は高落場山に達する事が出来た。

 降雪の山頂では、記念写真だけを撮り、「食事には早過ぎる。イザ高清水山へ・・」となった。少雪なれど、高落場山から高清水山へ向かうブナ林はステキである。降雪が止み、日が差し始めた光景を見ながら、誰からともなく、”「eikoちゃん」が、描きたくなりそうな景色” の言葉が出たくらいであった。

 草沼山横の林道に降りる斜面から眺める高清水山は、「えっ~、あんなに遠いの?」 になったが、終始先頭を切ってくれる北ちゃんの計らいで、予想より遙かに速く、高清水山頂に辿り着く事が出来た。

 トンネル入口の登山口から、4時間の山頂には、素晴らしい展望が付くというプレゼントまであり皆歓声をあげた。雪不足で、なかなかきれいに造れないテーブルやベンチも、北ちゃん・「イッちゃん」のテクニックがあったかもしれないが、ある程度の雪量に恵まれ、今冬久しぶりの見事なものとなった。

 山頂に着いたら、おにぎりを食べ、コーヒーを飲んで、さっさと帰っていたという小矢部のW・N女史には、我々の行動が、奇怪に感じられたかもしれないが、また、違った楽しみ方があると思われたに違いない。今度は、「高落場山から八乙女山まで・・」 などと、戯けた事を言いながら、我々華麗なる準シニア隊は、ステキな山行を楽しんだのであった。




2/13 小雪が降り視界の利かない高落場山頂で、「高清水山の展望はどうかね?」 と問われて、「展望はない。視界は利かない。」 と答えたが、「山頂に立ったのは、雪の日と雨の日だった。」 と付け加えたら、皆の失笑を呼んだ。

 高落場山頂も、平スキー場が真横に見え、反対側には、イオックス・アローザスキー場のある医王山が大きく見える。むろん五箇山の山々が、墨絵のように連なり、散居村の砺波平野を見下ろすのもなかなかのものである。

 しかし、高落場山頂に達したのは、まだ午前9時を少し回ったところであった事から、高清水山を目指したのであるが、ブナ林を抜ける頃から日が差し、遠くに位置する高清水山を見通しながら、純白の雪に覆われた林道歩きも、何ら違和感を伴わず歩く事が出来たのである。

 一昨年の10月上旬の雨の日に、高清水山を訪れたのであるが、噂通り森林組合の手で夏道が造られていた。(登山道は、今回立った高清水山頂より、もう少し延びていた。)
 私のイメージとしては、その登山道よりも、縄ヶ池から車で進入したその林道の方が、何処が何処か分からなかったように記憶しており、ず~っと以前に登った残雪期の高清水山に軍配を上げたくなってしまう。
 今回は決して残雪期でもなく、積雪期真っ直中なのであったが、今冬のような少雪では、致し方ない選択であったような気がしている。それでも、雪量が、その残雪期とは、比べようのない少なさに、低山ながら雪山を愛する者にしてみれば、ちょっぴり寂しさを感じてしまうのである。





 ☆☆☆コースタイム★★★
  五箇山トンネル入口駐車場(7:00~15)=唐木峠8:10=高落場山頂上(9:20~35)=高清水山頂上(11:30~13:40)=草沼山14:20=高落場山直下登山道(15:00~05)=唐木峠15:40=五箇山トンネル入口駐車場16:15

   ■■■同行者■■■
           「北ちゃん」・「田村氏」・「イッちゃん」・「吉尾氏」・「岩ちゃん」