元  ち  ゃ  ん  の  山  紀  行

高 落 場 山  (1,122㍍)
富山県城端町、平村  平成12年08月28日



若杉集落跡の登山口
 五箇山トンネルの上にある山。国道304号線を、城端町大鋸屋の交差点から、平村への五箇山トンネルに向かう途中、「縄ヶ池」への標識が左手に見える。
 その案内に従って4キロ弱(7~8分)林道を走る。途中"転落多し"の看板が幾つもあるが、舗装されたきれいな道で、10台程駐車スペースがある若杉集落跡に着く。

旧五箇山街道の石畳
 朴峠、梨谷、平へ繋がっている石畳の旧五箇山街道を唐木峠まで行く。(標高682㍍)ここは、2~3年前に整備され、歩きやすくなった。(?)
 唐木峠からは、右に杉林を見ながら、カスミ坂を急登する。トラ縄がある所を過ぎると、展望台とは言えないが、一息入れる所がある。もう3~4分程先に行くと砺波平野の全容が見えてくる。
立派なブナ林の中で

 やがて杉がなくなり、立派なブナだけが目立った尾根を登る。たっぷり汗を掻きながら只絶えるのみ!でもあーっと言う間に、奥つくばね山への分岐に出る。後は、300㍍程南方向に進めばもう頂上である。
 金剛堂山の左後方に白木峰が、また右には、三ヶ辻山、人形山が、その手前のずんぐりした山がマルツンボリ山か?真夏日の炎天下では山も伸びているのか分からないが、霞んでぼんやりとしか見えない。南西方向の大笠山、白山方面は全く何も見えなかった。北西の医王山、砺波平野だけが見える寂しい展望となった。

高落場山頂上で
 今回4回目の登頂だが、春ほどではないが、小さな虫が目に入って困った。 高落場山は、ブナの黄色、カエデの赤で包まれる紅葉の秋がいい。一寸雪が舞い、雪の白の中に、紅葉の赤が残る晩秋もいい。
 また、早春の雪上を歩くのもやめられない。
 この暑いウィークデーにこの高落場山に登るバカ者は、我々以外に誰もいなかった。






  ◇コースタイム

高岡9:35→若杉集落跡(10:40~11:00)→唐木峠(11:18~25)→休憩11:40→
奥つくばね山との分岐12:20→高落場山頂上(12:25~13:15)→唐木峠13:54→
登山口(14:20~15:35)→高岡15:45

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