元    さ    ん    の    山    紀    行
高 清 水 山 (1,145m)
<富山県南砺市(平村、上平村)> 平成26年05月26日







駐車場から、砺波平野の散居村を眺める。 二輪草がたくさん咲いていた。


縄ヶ池の水芭蕉の見頃は、とっくに過ぎていた。


縄ヶ池から高清水山に・・・ ドウダンツツジ


ミツバツツジ ロープが施されている所もある。


縄ケ池と散居村を見下ろす。


林道に出たら、高清水山への標柱がある。 道宗道の標柱も囓られていた。


ショウジョバカマ タムシバ ツバキ


オエズコの頭 オエズコの頭から眺めた散居村。Ⅰ


オエズコの頭から眺めた散居村。Ⅱ 残雪があり、登山道が途切れていた。


高清水山頂上(標柱のある。) 風雨が強くなってきた。


こんもりした高清水山。 雨の中の林道歩き。




 元さんの戯言・呟きから

5/26 お天気・近間・高速なしのキーワードから、「縄ヶ池の水芭蕉と山菜採り、そして、高清水山のピーク。」 とした。304号線から入れず、林道温泉経由となったが、ポツリポツリの雨より、風の強いのに閉口した。このような日だからか、私達が一番乗り。(後に、林道整備の方がやって来られたが・・・)

 水芭蕉は見頃が既に終わっており、もう少しで、お化けになりそうであった。高清水山の登山道(道宗道)を整備されていたおじさんにその事を話すと、高清水山を越えた所に (どれだけの距離かはっきりしなかったが・・) 湿原があり、縄ヶ池より凄いと聞かされた。

 それを頭の隅に入れながら、高清水山に向かうが、何せ吹き飛ばされそうな強い風に、時折、身を屈ませなくてはならないほどであった。高清水山の標識のある所は、確かに頂上なのであろうが、最高点かどうか疑わしく、もう少し先に行く事にした。以前「此処がピークだ!」 と言った所が、GPSでは山頂を印したが、やはり何もかもを総合して、標識のある所が頂上に相応しいと思った。

 その先の湿原に行く気持ちは、この先の天候を思うと、とてもその気にはなれなかった。もっとも、この辺りの谷筋には、豪雪地帯であるかの如く残雪があり、賭をする雰囲気ではなかった。下山路は、予定通り林道歩きとしたが、ちょっと時期が遅かったのか、程ほどのウドにはお目にかかれなかった。

 「フキノトウと、タラの芽ばかりだね!」 と言いながら歩く林道は、相変わらず強風が吹き荒れた。途中、ゼンマイ狙いの男性に、車に乗らないかと優しい言葉を掛けられたが、「イヤイヤ、未だ歩き足らないので・・」 と断る始末だったが、車に戻った頃には、雨具を通して、着衣も濡れていた。歩き足らなかったが、小さなピークでも立てた事に、チョッピリ満足したのかな!



5/27 昨日の高清水山行の事。山頂に着いたのが午前11時頃。雨・風であったが、そのスポットだけが、風の強さがそれほどでもなく、早めの昼食とする事に決めた。ところがである。コンロ・ガス・食材をザックから出したものの、コッフェルがない事に気が付いた。過去にも、何度かそのような事があったが、今回も全くのオジャンであった。

 今日は行動食(間食)がないと聞かされていたが、食べるものがないという事は、実に寂しいものである。しかし、「水だけはいっぱいある。」 のであるから、何時間か我慢すればよいだけの事である。「食事をする。」 となって、「山ノ神」が、雨具を上下とも着るとなった事もあり、私は、ちょっとだけ、山頂確認と湿原への雰囲気を探りに、先へ足を伸ばしてみた。

 いつか来た最高点らしき所を確認出来たが、沢筋の残雪状態を見るやいなや、折からの風雨も手伝って、湿原への探求は薄らぎ、「山ノ神」の待つ山頂に戻った。しかし、戻って目の当たりにした光景に私は愕然とした。雨具を着込んだ「山ノ神」は、山菜料理をつまみに、ビールを飲んでいるではないか・・・

 ヒーヒー言いながら登ってきた顔と全く違い、至福の時と言わんばかりであった。正に、これが ”点滴”というのであろうが、私は、生唾も出ず担いできた水を飲むだけであった。




 ■■■コースタイム■■■
 

 ■■■同行者■■■
          比佐恵