元    さ    ん    の    山    紀    行
寺 地 山 (1,996m)
<富山県富山市(旧大山町)・岐阜県飛騨市(旧神岡町)>
  平成29年05月02日




北ノ俣岳へ行けなかったので、1時間程時間をもらって、
避難小屋より、ちょっと上の所まで行って来ました。




登山口より2時間手前の和佐府橋で通行止め。 仕方なく歩き始めたのですが・・


「何だ、雪が無いじゃないか?」と思ったけれど・・ カチカチの雪が現れました。


雪量が、だんだん増え、スノーシューを装着です。 凄いデブリが発生していました。


登山口に近い所です。 2時間以上掛かって登山口に着きました。


スキーヤーは、向かいの斜面に取り付きましたが、 私達は通常の登山道を行く事にしました。


しかし、急斜面のトラバースも有り。 そして、尾根に出ました。


剱岳の頭がチョッピリ見えます。


鉄塔で、スキーヤーと合流です。 「山ノ神」を待ちます。


有峰湖が見えてきました。


1,842mの分岐から、10分程行った所で、笠ヶ岳を眺めながら、30分程休憩。


広々とした所を行きます。


北ノ俣岳が望めます。 寺地山頂上へ最後の登り。


北ノ俣岳をバックに寺地山にて・・ 「行ってらっしゃい!」 と、見送ってくれる「山ノ神」


これから戻る寺地山がバックです。 御嶽山の噴煙が見えます。



  元さんの戯れ・呟き

5/2 何処まで車が入るのだろうと思って臨んだ寺地山・北ノ俣岳であったが、集落を抜けた和佐府橋で通行止めとは参ってしまった。自宅を午前3時20分に出て、午前6時前には登山口をスタートの予定が、大幅に狂ってしまったのである。

 残雪の為で車が通れなかったのであるが、しばらく行くと、岩や石が散乱していたが、車が通れない事もないのではと思った。しかし、気温は-2℃という表示の如く、道路はツルツル、雪はカチカチで、歩いていても気を抜けない状態が続いた。

 30分程経過すると、道路(林道)にはびっしりと雪があった。歩きながら、これでは北ノ俣岳まで無理ではないかと思うようになった。私達以外は、全てスキーやであり、夏道ではなく向かいの急斜面から、直接鉄塔のある所へ出るものらしかった。私達は、硬い雪を夏道に沿って、スノーシューの刃を効かせて登った。

 林道の30分を除けば、始めからスノーシューの装着であったが、こんな事は初めてかもしれない。大概30分とか、1時間くらいはスンーシューを担がされるのであったから・・・  雪量が多いという事は、気のせいかもしれないが、アップダウン小さく、歩き易かったように思えたが・・・  そうでもないかもしれないね!

 打保からの合流点(神岡新道分岐)を少し過ぎた所で、簡単な食事をしたが、(10:15~45) 「山ノ神」から、「単独で北ノ俣岳まで行って来ていい。」 との提言を受けたが、これから、まだ寺地山を越えて行くのだから、どんなに早く歩いても、寺地山に戻るのは、午後4時までも怪しいとなるし、その間、一人で放って置くのもどうかと思うし、登山口に着くのも暗くなる。それからまた、2時間の林道歩きを強いられるので今回は諦める事にした。

 寺地山到着は正午近くになった。山頂でゆっくりするはずであったが、2~3時間もやる事はない。「山ノ神」は、飲んでおればよいが、こちらは、カップ麺にコーヒーを飲んだらお終いである。1時間強の時間をもらい午後2時まで戻る条件にして、上へ行く事を許される。

 避難小屋への分岐の標柱がある所までなら、1時間で戻れると思っていたが、意外と早く歩けたのである。標高にして2,100m位まで行って、三脚を立てて写真を撮り寺地山に戻った。一生懸命歩く時間が欲しかったから、辛いというより気分が良かった。

 30分程ゆっくりして、山頂を後にしたが、こんなに晴れていても、降るとなると、ルートから外れる事がある。トレースが消える事もあれば、思い違いもある。これが暗くなってしまうと、取り返しがつかなく事もあるやもしれない。

 少しでも早く登山口に着かなければが奏功し午後5時過ぎに着いたが、車に戻った時には、とっくに陽が落ちていた。もし、北ノ俣岳まで行っていたら、登山口に戻るまでも苦労しただろうし、林道歩きもクタクタになっていた事だろう。





 ■■■ コースタイム ■■■
 高岡3:20=和佐府橋(5:30~45)=寺地山・北ノ俣岳登山口(7:55~8:00)=1,842mより10分程進んだ所での休憩(10:15~45)=寺地山(11:50~12:40)=避難小屋の上2,110mまで(13:20~25)=寺地山頂上(13:55~14:35)=1,842m打保との分岐(15:25~35)=くま洞峠16:20=登山口17:05=和佐府橋19:15=高岡21:50  

 ■■■ 同行者 ■■■
         比佐恵