元    さ    ん    の    山    紀    行
鳥ヶ尾山(1,145.1m)鉢伏山(1,781.6m)
<富山県富山市(旧大山町)> 平成20年03月16日~17日









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工事中




「3/16コラム(山つれづれ・・・)より」

3/16 3年前鉢伏山は、1500m止まりであったから、その雪辱の機会を伺っていた。高温は、杉林の雪解けを早めていたが、高所は、より歩きやすくするとの思惑があった。

 出発点を和田川左岸から、右岸に移したのが奏功したのか、15~25kg荷を担いでも、鳥ヶ尾山頂には、予想を遙かに上回る3時間半で到達する事が出来た。(午前10時)

 この分では、第1希望の1500m地点まで行けるのではないかと思えたが、1300m付近の雪庇通過に、やはり時間を要した。雪庇に沿って直接登るのも手であったが、やはり「安全・楽しく」 をモットーにした山行であった故に、回り込んでトラバースをする事にした。(下りは、あえて雪庇沿いのルートを選択したが・・・)

 これが大変であった。重荷を背負っての急斜面のトラバースで、雪崩痕は硬い。一番弱い「山ノ神」の不安を和らげるためにも、下部を平行にして歩かなければならなかった。それでも、1300mの小ピークに辿り着いたのは、午後0時半前であった。

 1500m地点までは、標高差にして、200mだから、目の前に急斜面が立ちはだかっていても、午後2時までには着ける算段となった。しかし、吉尾氏が、突然体調不調を訴えられたのである。「荷を私が取りに戻るから・・」 など、空身・空荷を提案をしたのであるが、歩く自信がないとまで言われては、無理する事はないとなる。

 当初の計画では、1500mが第1候補、1300mの小ピーク下(雪庇手前)が第2候補、第3候補は鳥ヶ尾山頂であっただけに、設営地は、雪庇手前に戻る事にした。でも、降るのも難儀だけに、1300mの小ピークで、雪庇に大きく離れて設営する事とした。

 結果的には風がなかったのであるが、万が一のためにブロックを高く積み上げた。その作業に2時間以上を掛けたのであるが、途中、飲んだコップ1杯のビールがとても美味しかった。隣接の掘り下げた食事処で、昼夕兼用の食事(宴)となったのであるが、日が暮れる頃から、懸念した雨が落ちてきた。




 ■■■コースタイム■■■
  1日目
高岡4:30=アルペン村5:30=発電所駐車場(6:00~25)=杉林取り付き6:35=鉄塔(7:00~10)=870m(8:30~40)=910m9:15=鳥ヶ尾山(10:05~40)=雪庇手前(11:30~45)=1300地点で設営(12:50~ )
  2日目
キャンプサイト7:40=急斜面を登り切る8:10=スノーシュー装着(8:35~40)=1500m8:50=鉢伏山頂上(10:20~11:30)=1545m12:00=キャンプサイト(12:40~14:35)=雪庇下15:00=鳥ヶ尾山(15:15~30)=発電所駐車場(18:00~ )=高岡

 ■■■同行者■■■
      「宮ちゃん」・「吉尾氏」・「山ノ神」