元  さ  ん  の  山  紀  行
ウ ド 谷(黒部)
<富山県宇奈月町> 平成17年06月20日





カタクリの群落に目が奪われる ウドの頭を遠望!(滝倉山・サンナビキに繋がる夢が)

長勢君がクレパスを利用してテーブルを作ってくれた。 恐る恐るスノーブリッジを渡る




 

ウド谷の右岸を行く 汚れた雪渓を歩いたと思ったら・・ 黒部の谷は凄いと思った


後のスノーブリッジを渡った ちょっと一息! 今にも落ちそうなスノーブリッジ


雪渓が崩落したところ 数日前までは繋がっていたらしい 崩落・落石を気にしながら・・・


危ない所を避けて右岸に ここからは雪がビッシリ・・ ウドの頭が見えて来る


カタクリの群落 シラネアオイの群落 クレパスを利用して昼食


「北ちゃん=(右)」とウド谷の中央で 凄いデブリを乗り越える 谷を下りながら名剣山に心が動く




「平成17年6月20日・21日のコラム(山つれづれ・・・・から)

6/20 多くは語れないが、黒部の谷(ウド谷)に入る機会を得た。滝倉山・サンナビキ山など私には遠い山であったが、何故か、もしかしたらなどと・・・少々心がときめいている。(体力は別にしても、少しは少年のように、そんな時があってもよいのでは・・・と思っている。)

 県東部には早月川・片貝川・黒部川・小川が流れているが、その河川に挟まれた山々は、我々の目を楽しませてくれる素晴らしい山容を誇っているが、こと一つ一つの斜面や谷を見つめ直してみると、それは荒々しく、容易に人を寄せ付けないようにみえる。
 黒部川流域の山は、片貝川流域の山と、また一つ違った味を醸し出しているが、その両者の流域に挟まれた山並みは、武者震いさせながらも心を引き付ける何かがあるように思えてならなかった。
 宇奈月からの帰路、6人の友人宅を訪ねたため、自宅に帰ったのが午後10時半を回っており、テーブルに着いてビールを飲んでも、ウトウトしてしまう状態であった。



6/21 私に、また新しい山の友が出来た。昨日ウド谷に同行してくれた長勢夫人である。表現は適当でないかもしれないが、本当に可愛い方であった。久し振りの登山であったというから、相当体力的には辛かったように感じたが、結婚前に初めて連れて行かれた所が毛勝山だというのだから、目的地まで頑張り通された。これから、時々我々に同行して頂くと、彼のブレーキ役になり、おじさん・おばさんの山行的には、随分助かるのだが・・・・。

 今年はお花の当たり年なのか、ウド谷にもカタクリやシラネアオイが咲き乱れていた。また私の知らぬ山の幸があるようである。その中で、「北ちゃん」が採った一握りのギボウシが私の所に紛れ込んでしまっていた。
 帰路の車の中で、先に出発した彼に、その事を連絡したのであるが、今更戻るわけにはいかないから、私に食べてくれと言ったのであるが、しばらくしてから、「多分大丈夫だと思うのであるが、たまに間違えて食中毒になる事もある。」という携帯が掛かって来た。今朝また「食べましたか?」 の催促? のメールがきたので、「午後1時に食べました。ニュースになるのは夕方以降でしょう。」と返事のメールした。
 「山ノ神」は、ギボウシにはかなり自信はあったようであるが、この手の物は、そうそう心配ないと言いながら、まずはダンナサマからなどと、この時ばかりは私を立てるのであった。こうして、メールを綴っているのですから、何にも事は起こらず、結構美味しいもので、もう少し食べたかった。「北ちゃん」ドキドキしながらご馳走様!






 

 ■■■同行者■■■
      長勢夫妻・「北ちゃん」「山ノ神」