元  ち  ゃ  ん  の  山  紀  行
牛岳 (987㍍)
<富山県 庄川町、山田村、利賀村> 平成15年10月13日




 この日ばかりは、牛岳でなく違った山に行きたかったのですが、ずーっと雨では仕方がなかった。
雨に濡れた五合目の杉林
 3日後に入院、その翌日が手術と決まっており、完全復帰には一ヶ月間位は掛かるだろうとの推測があったから尚更であった。
 「山ノ神」も、今日は独自の計画があり、単独行として彼女の行けぬ所へと思っていただけに残念でならなかった。
 でも歩かなければならず、されど、ずーっと雨では、他の山に行っても面白くないであろうと小降りになるのを待って牛岳に出掛けた。
 その事で、出発を遅くして、たくさん溜まった写真を、アルバムに整理する事が出来内心ホッとした面もあった。


五合目~六合目の間
 最近は、雨の時など条件の悪い時登る山になってしまった。(母の存命中は、時間のない時の山となっており、お天気の時もあったのだが・・・・) したがって、雨具を着ているか、展望が利かない或いは写真の撮れない日が多いのである。
 何時もの通り所定の所に車を止めて歩き始めたが、つい最近行われたのであろうか下草刈がしてあった。
 今日は何も急ぐ事がなく、ゆっくりと何処に何があるか確認するように歩き始めた。
 雨具を着、傘を差しながら、カメラのシャッターを切り続けた。何も目新しいものがあるわけでもないし、特別の写真アングルもないのに・・・・・・・・もう、牛岳の画像は何枚になったであろうか?

 五合目~六合目の中間点は、私の一番好きな所。もう木々は色付き始めて、葉もいっぱい下に落ちている。雨が降っていなかったら、「サラッ、サラッ」と気持ちよく落ち葉の上を歩く事が出来たのに、それを思うだけでもチョット残念である。


六合目「牛首」の道標 感じの良い登山道 六合目にあるベンチ

 六合目には、「牛首」の道標と鉄製のベンチがある。ここからなだらかな道が続くが、何でもない風景が私のまた好きな所なのである。勝手に絵になる所などと何時も言っている。
 やがて、小沢に鉄製の橋が架かっているが、それを渡ると西斜面をトラバースするように快適な道が続く。

六合目から橋を渡って七合目へ またも雨の山頂

 小さな沢の他に涸沢もあるのだが、このところの雨量が少なかった事もあってか勢いが弱い。
 七合目から八合目は近いが、この頃から「サワフタギ」の青い実の樹木が目立ち始める。
 今まで、そんなに目には止まらなかったのに、これは今日の収穫なのだろうか?






 ■■■ コースタイム ■■■
高岡11:30=いつもの登山口(12:20~45)=六合目13:35=牛岳頂上(14:25~50)=登山口(15:35~45)

 ■■ 単独行 ■■