元  さ  ん  の  山  紀  行
牛  岳 (987㍍)
<富山県 砺波市・南砺市>
 平成18年04月03日




 3週間前の雪洞が残っていた。


入口に雪が覆い被さって雪洞らしくなっていた そ~っと、覗いて見た

室内をきれいにして、再び利用した 名残惜しかったが、時間が過ぎたので雪洞を後にした






今日はいつもよりもっと西側にルートを取った 稜線もガスに覆われて・・ 牛岳山頂へ 祠のある牛岳山頂にて






「4/3 コラム(山つれづれ・・・より)」

 企画したものとして、決行するにも、中止にしたとしても、その後のお天気が気になる。やはり、可笑しな夢となり目が覚めた。「窓を開けると雨だった。」 そして、「良かった。」が本音であるが、その後もテレビやPC、そして、直接空を眺めるにも、本当に正しかったのだろうかと、繰り返す自問は悩ましかった。

 休日は、とにかく、山に行かなければ納まらない自分(達)は、やがて雨もあがると信じて、牛岳に向かった。午前10時過ぎの出発時でも、小雨がぱらつき、稜線に出てからは、小雪まで舞う状態であった。視界は悪く20~30m、新たな雪が5~15cmと、予想以上に悪い気象状況に、昨夜の中止は正解であったのだと自分に言い聞かせた。

 何にも見えない真っ白な山の中は、もちろん誰とも会わないのであるが、今年から使い始めたスノーシューを交互に使ってみたり、勝手気ままに休息を取ったりしながら、自由奔放な山行であった。

 三角点に着いてびっくりした。3週間前に造った雪洞が今も残っていたのである。入口はやや下がり気味で、頭がつかえるくらいであったが、それ以外は、ほぼ現状のままで、入口に雪が覆い被さり、より雪洞らしくなっていた。
 いろいろな使われ方をされたらしい雪洞の中を、きれいに清掃してから、昼食を取ったのであるが、何故か故郷の帰った心境であった。
 賞味期間は、後何日もないかもしれない。その上を歩いてもびくともしなかったのであるが、登山道の真下だけに、落とし穴に、ならなければいいのにと思うのである。 p.m.10:45

 



   ■■■同行者■■■
      「比佐恵」