No.12 (H.18.12.7)



    負釣山に向かう新川広域農道を走っている午前10時半頃、
    「山ノ神」が、急に「白鳥山行き」を提案した。

    それならば、それなりに、もう少し早いく出発をしておれば
    良いものを、このままで行けば、登山口発が正午頃になってしまい
    「とても行けない。」 と拒否をした。

    その提案の主旨、「負釣山の7合目付近や、山頂直下の急斜面を
    嫌がっている。」 事を、私は分かっていた。

    雪の着き方次第では、ちょっと登りにくいからである。
    山頂に立つよりも、「ビールが飲みたい。」 唯、それだけの事。

    登り始めてからも、「7合目で待機!」 を提案していたが、
    「どうする行ってみる?」 の問いかけに、「行ってみようか!」 
    であった。

    それまでに、
    「この雪の程度なら大丈夫だよ。」
    「一人でいるのもつまらないよ。」 
    「イザという時は、フォローするよ。」 
    などと、「山ノ神」に対する気遣いをしていた事も
    あったのかもしれない。

    登ってしまえば、「意外と問題なかったね!」 になってしまう。
    「休憩は30分ぐらいだよ!」 の約束も簡単にほごにされた。

    「登ってしまえば、こっちのもの!」 なのだろうか?
    「暗くなっちゃうよ!」 などは、上の空・・・・
    こっちは諦めて、コーヒーを何杯も飲んでしまった。
    案の定! 登山口に着いた頃は、日が落ちてしまったのである。