No.13 (H.19.2.27)


    「俺が死んでも山に行くか?」
    「俺が山に行かなくなっても山に行くか?」
    の問いに、「山ノ神」は返事をしない。

    その癖、「今度は何処へ行く?」 知らない山や、
    行った事のない山だと「私の行ける山か?」 と尋ねる。
    「行けない山だ。」 と言えば急に顔色が変わる。
    これが2回も続くと、もう我が家は大変である。

    「自分で行ってもいいのに!」 「友達と行ってもいいのに!」 
    「自分の好きな事を、やっていてもいいのに!」 などと言う事に、
    全く耳を傾けようとしない。

    それでいて、平生は、自分で勝手に知人・友人と約束を交わして来る。
    私などは、会の行事でもなければ、街に繰り出す事などはまずない。

    その点は、「山ノ神」を、自由にしてやっているのであるが、
    彼女が私を、拘束したがる感じである。


    「3月~5月は、一番いい時期だから、
    私の好きなようにさせてくれ!」 が、既成事実として、
    了承されていたハズであったが、先日からのパッシングは、
    「まだ、2月である。」 を盾にホゴにされた。
    「また、自由も2回連続はイヤだ。」 のなし崩しになりそうな
    雰囲気である。

    「山に接しさせなければ良かった。」 と思っても後の祭りであるが、
    家に誰もいないのであるから、「遅くなる。」 などの
    連絡がいらない面は都合が良い。

    しかし、「奥様を山に山に・・・」 になどと、お考えの方は、
    よく考えてからにする事をお勧めする。都合の良い時だけ山にへは、
    なかなかならない事も、ご承知おきくだされたし。