No.247 (H.21.03.14) やっぱり、母・・・ 昨年の正月も、今年の正月も帰って来なかった大阪の長男が、 久しぶりに帰ってきた。 その息子を、駅に迎えに行こうと、山ノ神は、飲まずに 待っていたのであるが、折からの悪天で、電車が大幅に遅れ、 午前2時になってしまった。 今回の帰省は、友人の結婚式に出席するものであり、 「せっかくの休日での山行を断念する事はない。」 と言ってくれる息子であったが、それが尚更のように 愛しくなったのか、山ノ神は母の顔に変わった。 「何もしないかもしれないが、私は家にいる。」 と言い出した。 山ノ神は、やはり母である。 しかし、もう嫁ではない。 そして、妻の立場も怪しい。 |