No.324 (H.22.01.30)  ささやかな贅沢・・・                          


      私の贅沢は皆が寝ている時に入る朝風呂。
      (皆がと言っても、もうすぐ二人になるが・・・)

      山行日以外余程の事がない限り、ずっと入り続けている。
      と言っても、庄助さんのように朝酒はない。

      後は、仕事が終わっての晩酌と、小銭がある時に買う
      甘いお菓子を、こっそり一人で食べる事ぐらいである。

      もっとも、山用具を買う時は、その数倍楽しく
      ワクワクするのであるが、その機会はドンドン少なくなっていく。

      余力の無くなった私は、「ちょっと遠くに行く。」
      「ちょっと贅沢に・・」 などは、
      一人ではあり得なくなってしまった。

      山ノ神と一緒でない限り、それが例え山行であったも、
      ガソリン代や高速代、そして、食料代も出してくれない。

      「誰かさんと食事を・・」 なんて事は、まずないし出来ない。
      「翼を返した。」 と山ノ神言うが、エネルギー源がなければ、
      翼は羽ばたかない。まだ、がんじがらめに変わりはない。